←前の記事:4日目:ヌクス・ムイナク 20世紀最大の環境破壊と、続く小さな環境破壊
宿のベッド2台中1台が陥没していた為、娘とくっついて寝る羽目になった昨晩。
疲れがとれていなくて体がだる重~…。
朝食は別料金。
前夜、朝食をつけるか迷ってると宿のおかみさんが「朝食何が食べたいかリクエストある?」と聞いてくれたりもして、Booking.comの口コミでは朝食の評価も高かったので、時間があれば食べてみたかったけど
この日は8時半に発つ予定で、娘にあわせてゆっくり食べている時間はなかったし
3ドルとちょっと高いなと感じてお断りした。
なので日本から非常食として持ってきていた、賞味期限の長いパンをお部屋でぱぱっと食べ、少し余った時間で宿の庭をお散歩。
ぶどうのトンネルをくぐって(朝食お願いしてたら出たかな?)
宿の人?が寝てる横を通り過ぎると
鳥がいっぱいいる~!
私、おしりがぷりっとした感じの鳥が結構好きなのでもっと見ていたかったんだけど
娘「はやくこれで遊びたい~!」
これ。
ブランコとシーソー!
日本でなんぼでも遊べるのに、いくらしょぼい感じの遊具でもチャンスがあれば逃さない。
メルはすっとんでいった。
安くて庭に動物がいて遊具もあってと、子連れにはなかなか嬉しい宿!
これでベッドのマットレスさえまともならなあ…。
ドライバーが少し早めに来たので、荷物を取りに戻りチェックアウト。
おさらいすると、300000スムでOKする代わりにヒヴァへ行く前に
①銀行に寄って両替をする
②ヒヴァ駅に寄り道する
この2つをドライバーと約束している。
6年前ヒヴァに行ったときは、周りにATMや銀行は見当たらず
その代わりに公定レートと闇レートに倍近い違いがあったため、闇両替が当たり前だった。
でも今は公定レートが引き上げられ、闇両替に対しても厳しくなっている。
また、ヒヴァの後はさらに田舎のカラジクへ行く予定だったのでヒヴァに着く前にまとまった金額をスムに変えておきたかった。
朝から開いている銀行で両替をし、短い滞在だったヌクスを後に。
前日、ヌクスからムイナクへ向かう時にも気になっていたんだけど
郊外に出ると、同じような家がずらーっと。
写真に納まっているのはほんの一部。
車で走っていて、1分ちかく同じ家が並んでいる。
時速60kmだったとしても1kmくらいの距離にこの家ばっかり建ってるってことでしょ?
酔っぱらったら自分の家わからなくなりそうやな…。子供とか迷子になりそう。
というかどういう人たちが住んでる家なの?なんかの宿舎的な?
いやそもそも遠目から見ただけだし、家じゃないのかも?
ご存じの方いらっしゃったら教えてください!
観覧車も見かけた。
ヒヴァまでは車で3時間ちょい。
昨日と同じように娘とゲームしたり、景色見たり、たまにうとうとしたり。
そしてこれも、昨日から思っていたんだけど
このドライバー、ずっと誰かしらと電話している。
ウズベキスタンの人、電話するの好きやな?とはこの旅行とおして思ったことではあるんだけど
この人は特別ずっと電話してる。
長電話してるわけじゃないけど、電話切ってもひっきりなしに電話がかかってくる。
奥さん?って聞いたけど、「wife」の単語が通じず
結婚してる相手だよーと身振り手振りで聞くもだめ。
「友達?」って聞くと、「まあそんな感じ」みたいな。ふーん。
ヒヴァ~!
ヒヴァ駅寄ってよ!と念押し。
ドライバーは、ヒヴァ駅なんてほんとにあるの?という感じでしぶしぶヒヴァ民の青年にヒヴァ駅の場所を聞いている。
ドライバー、「あ、ほんまにあるんや。ヒヴァ駅。」みたいなリアクション。言うたやん。
何故か、青年もタクシーに乗ってきた。
え、わざわざ道案内してくれるのかなと思ったら、ヒヴァ駅にたどり着く前に
特にお金払わず降りて行った。ついでの無賃乗車!
やっぱりがめついのか、そうでもないのか、このドライバーよくわからない。
ヒヴァ民のおじいちゃんズにまた道を聞き
ドライバー「ついたぞ!ヒヴァ駅だ!」
え、でもホテルって書いてあるけど…。
ドライバー「あれ?」
もうちょっと走って、ヒヴァ駅到着。
新しい駅だけど、外観はタシケントとかと同じ感じのコレ。
列車のチケットを持ってるわけではなく、中には入れないんだけど
前に来た時にはなかったし、開業して間もないし、イチャンカラからはちょっと距離あるから後からわざわざは来れないし
なんとなく見に来たかった、それだけ。
駅の周りはこんな感じ。
だいたいがホテル。元はどんな感じだったんだろ?大工事があったんだろうな~。
おっちゃんおじいちゃん達の憩いの場になってるみたいで、みんなベンチでのんびりしていた。
城壁都市イチャン・カラのメインゲートになるのは西門、オタ・ダルヴァザ。
そこに近づいてきたあたりで
ドライバー「お腹すいたわ~。もう12時だしお腹すいたわ~。長いドライブだったわ~」
と、めっちゃアピールしてくる。
いや、別れた後自分で食べて帰りなよ。
と思いつつも、現地人一緒ならローカルな店でぼったくられずに食事できるだろうし
そんなに大きい差は出ないかも、と承諾。
娘も「おなかすいた~」と言ってるし。朝パンしか食べてないしね。
しかし、ドライバーが進んでいくのはイチャン・カラのチケット売り場の横に
新しくできた(6年前にはなかった)観光客向け~な感じのレストラン。
ちょちょ、待って!あっちにチャイハナがあるからそっち行こうよ!と言うも
ドライバー「なんで?近いしここでいいやん」みたいな感じ。
くそう人の金だと思って。
物価が安いから、まあいいかと思えるけど、そのまあいいかが積み重なって結構な出費になるんだよね。
今確認すると、評判の悪さ半端ない。笑
でもここ、小さいサイズのパックジュースがあるのはよかったな。
グラスで注文できる店もあるけど、1Lのパックでしか売ってくれない店も多くって。
ご飯代よりジュース代の方が高いんじゃ?となることもあった。
隣のテーブルに、東アジア系の一人旅のお姉さん。
ドライバー「あれ日本人じゃね?」
うーん、そうかもしれないけどあんまりジロジロ見たら失礼だし。
喋らないとわからない、と答えておく。
私たちはノン(娘のリクエスト)と、シュビト・オシュというヒヴァ擁するホラズム地方の名物料理を注文。
ノンはすぐ持ってきてくれる。
娘「このパンぶつぶつできてるから、かいてあげるねん」
私、シュビト・オシュ、これが好きで!!
前回のウズベキスタン旅行で一番美味しかったけど、ヒヴァ滞在も短かったし
1度しか食べるチャンスがなかった。
麺が冷たく冷やされてて、暑い夏のウズベキスタンの気候にピッタリ。
日本で、夏バテしてても素麺なら食べられる…って感じに、暑さにやられていてもスルっと食べられた。
シュビトオシュ、ずっと楽しみにしてたんだー!いただきます!
とウキウキで口に運ぶも、あれ、なんか生温かい…。
ちょっと待って!?と思いつつ一応地球の歩き方を見直してみると、一言も冷たいとは書いていない…。
前に食べたのが特別あたりだっただけ?ここの手抜き?
しかも、緑の麺が見えないくらいヨーグルトをどっぷりかけているので
なんだか食感がもったり…もっちゃり…している…。
美味しくないわけではないんだけど、涼し気なかんじはゼロ。
そして、ノンに煮込み料理に、サモサ2つも食べるドライバー。
ここぞとばかりに食ってやろうという意地を感じる。
そして
娘「味いや…」
で、で、出たー!味いや、入りました~!
麺は緑だけどお野菜の味しないよ?白いのは、娘の好きなヨーグルトだよ?
もうちょっと食べてみ?
娘「でも味いや…」
じゃあせめて、上にのってるお野菜とお肉だけでも食べ。それとノンでなんとかなるやろ。
??「あの~、すみません。日本の方ですか?」
お隣のテーブルのお姉さんが話しかけてきてくれた。
日本人だった。
お姉さん「ちょっと間違って頼みすぎちゃって、食べきれないのでよかったら貰っていただけませんか?」
確かにお姉さんのテーブル、メイン料理とノンと、アッチュク・チュチュク(トマトときゅうりのサラダ)と、大量のシャシリク(串焼き)が…。
どう頑張ったって食べきれなさそうな量なので、有難くご馳走になる。
娘の食事、パンとシュビト・オシュの具少しになるところだったので、とっても助かった。
そして
お姉さん「Twitterとかやってらっしゃいます?すみません、一方的に知ってます」
わー!
旅行前~旅行中、ちょいちょい呟いていたのを見てくださっていたとのこと。
びっくり!すみませんなんてとんでもない!なんかちょっと照れるけど嬉しい!
頂いたシャシリクは挽肉だったので、柔らかく子供にも食べやすい。
私の分まで娘に奪われてしまった。
お会計は85000スムくらいだったかな。
高いな~!とその時は思ったんだけど、いや今も思ってるんだけどさ。
Googleマップのレビューを見る限り、メニューに固定価格はなくその上高額なサービス料が加算され高級レストラン並みの値段になるらしい。
コーラとジュースも頼んで、ドライバーがアホほど食べて85000スムくらいで済んだってことは、これ観光客だけで同じ量を食べていたら、もっと請求されていたんじゃないかな。
うん。ここで食べるのはおすすめしません。
イチャン・カラに入るためのチケット売り場。
な、なんかすごい近代化している…。
もうちょっと雰囲気大事にしてほしい。
ATMも出来てたわ。
門を入ってすぐのところにもATMあった。両替寄らなくてもよかったかな。
イチャン・カラは意外と、歩き方の情報から値上げしていなかった。
城壁内にはいるだけなら5万スム。
内部の施設入場もセットになっているのが10万スム。
ジュマ・モスク・ミナレットや、クフナ・アルクの見張り台に登りたいなら15万スム。
ミナレットには19歳以上しか登れないので、10万スムのチケットを購入。
子供は大人の半額。
娘はチケット必要か聞くと、「赤ちゃんはチケット要らないよ」。
もう4歳だけど…。よかったのかしら。
ちなみに。無料で入ることは推奨しないけど、北門と南門はまだチケット確認する設備になっておらず普通に出入りできる。
西門と東門も、夜はなぜかチケット見せなくてOKだった。
さあ!チケットも買ったしイチャン・カラに入るぞ!
サマルカンド、ブハラ、ヒヴァの中でヒヴァが一番好きな私にとっては早くも旅のハイライトな気分。
さ、いこいこ!こっちこっち!
娘「おかあさん!見て!おうま!」
そ、そうだねお馬だね…。乗らないよ?早く入ろ?
娘「いや!おうま見たい!!」
馬をじーっと見つめる娘。
よそ見しだして、飽きてきたかな?と思い、そろそろ行こう?と促すも
娘「おうまさん、ずーっと見てたい」
そしてついに!
粘り勝ち。
あんまり長いことずーっと見てるから、馬車の人?が馬を撫でさせてくれ
御者席に座らせてくれ
さらにこっちにも乗らせてくれた!
わあ~!!よかったやん!お兄さんありがとう!娘、プリンセスみたいやで!
さぞかし嬉しかろうと思ったら
娘「お馬さんのせなかにのりたかった~」
わがままを言うんじゃあない。というか危ないから無理だよ。
さあさあ!さあ!!馬車にも乗ったし!もうええやろ!中入ろ!
娘「おもちゃほしい~!!!」
くそー!!!!
観光地の入り口で、子供を狙って待ち構えてるやつ!!!
しかもmade in china丸出しのちゃちなおもちゃばっかり。わざわざこんなとこで買いたくない~!!
娘「ほしい~~!!!」
別に、特別これがほしい!ってのないんでしょ?やめときよ。
娘「ある!」
どれよ!言うてみいよ!
娘「すごくほしいのがいっぱいありすぎて決められないの!」
そうきたか…。
最終的に、荷物にならない小さいおもちゃで、値段を聞いてお母さんが高すぎると思ったら買わないという条件で合意。
化粧が濃くて背の低いリカちゃん的な人形に決めた娘。
メルがいるのに…。
おいくら?
店のお姉さん「ファイブ」
ご、ご、5ドル!?え、5ドルかな!?
いやでも、100円ショップでさえ3体はセットになっててくれないと高いと思えるチープさよ!?
私の焦りを読み取って、お姉さん「5000スムやで?」
60円くらい。
正直、それでも安いとは思えない作りの人形なんだけど、観光地前にデデンと構えて外国人に売りつけてる割には、まだ良心的な価格設定かもしれない…。
人形買って娘の機嫌も絶好調。やっとこさイチャン・カラに入場!
念願の再訪。やっぱり好き。
荷物が重いので、とりあえず宿に直行。
宿は西門と北門の間にある、メロスB&B。
前回もここに泊まった気がするんだけど、内装がかなり変わってて確信が持てない。
靴を脱いで上がるタイプの宿!それだけでポイント高い!
ヌクスで泊まったニカも土足厳禁宿だったな。
部屋はこんなかんじ。スザニがかわいい!天井もかわいい!
娘はふしぎなおどりをおどっている。
インサイドバスルームで、二人で1泊2700円くらい。
共有スペースもかわいい。
ああ~。スザニいっぱい飾れる広い家に住みたいな~。夢のまた夢。
受付にはお魚もいるよ。
荷物を置いて、壁内調査に出発だ!
娘「おかあさん!おうちごっこ(おままごと)しよ!」
えっ…。お出かけしようよ。
娘「じゃあようちえんごっこは?」
そういう問題ではない。
娘「そうだ!この子のなまえはー、レミンちゃんにしよーっと!」
ほんものとの差がすごい。↓
ずっと ぎゅっと レミン&ソラン レミン おせわきほんセット
- 出版社/メーカー: バンダイ(BANDAI)
- 発売日: 2017/07/08
- メディア: おもちゃ&ホビー
- この商品を含むブログを見る
娘「おにんぎょうであそびたい~」
おかあさんはお外行きたい~。
よしわかった!じゃあ、お外で、きれいな景色を見ながらお人形で遊ぼう!
娘「え~。いややけどいいよ。」
うむありがとう。
まともに観光できるのか不安だけどとりあえず出発!
後半へ続く。