子連れでも行けるウズベキスタン!

2019年8月、4歳の娘と行ったウズベキスタン18日間の2人旅の記録。薄れていく記憶をとどめておく備忘録として。各地の遊園地や公園、プールなど子連れ旅行者に役立つ情報を残して行きたい。

ウズベキスタン土産のスパイスミックスでプロフを作ってみた

ウズベキスタンで買ってきたプロフ用スパイスミックス。

どうせなら本場さながら黄色いニンジンで作りたいよね~なんて。

裏面の作り方にも、黄色いニンジンを入れろと書いてあるし。

 

冬になると近所の市場で、黄色いニンジンを見かけることを覚えていたので待つこと約4か月。

ついに黄色ニンジンをゲット!

さらにウズベキスタン料理教室へもタイミングよく行ってきたので予習もばっちり。

 

www.koduredemo.com

 

というわけで、自宅でプロフを作ってみました。

たまたま同じプロフの素を買ってきたorこれから買おうかな~って人には多少参考になるかも。

f:id:meto_miu:20191221213411j:plain

 

作ると決めた当日、運のいいことに羊肉ブロックが1パックだけ半額になっててラッキー!

私にとっては羊肉、高級食材なのでめちゃ助かる。

骨付きならなおよし。

 

f:id:meto_miu:20191221213512j:plain

でも黄色いニンジンは買った時より安くなってた。

 

岡山産の金美人参。

 

プロフで黄色ニンジンを使う理由は

「その方が色がきれいだから」

「黄色ニンジンの方が甘いから」らしい。

 

金美人参、ウズベキスタンの黄色ニンジンとはまた味が違うのだろうけど、上の画像の説明文によると「甘みが強い」らしいので

普通のニンジン使うよりはいいんじゃないかな、多分。一本がかなり大きいのでお高いわけじゃないし。

 

プロフ用スパイスミックスの中身はこんな感じ。お皿にちょっとだけ出してみた。

f:id:meto_miu:20191221214233j:plain

お料理教室ではスパイスはクミンのみの色白なプロフだったけど、こりゃターメリックが強めの感じやな。

 

教室で、米500gに対し油300gで「多いな…」と感じたので、少し減らしてみる。

米600gぐらいに油200mlくらいにしてみた。

なんで「ぐらい」なのかって?それは私が計量が面倒ないい加減な人間だから。 

キケン!素人のアレンジ料理。

油が少ないと焦げるらしい。

 

玉ねぎ大1つをみじん切りと細切りの間くらいな感じ(粗みじんではない感じ)に切って、油を熱したフライパンに投入。

周りが強めに茶色くなったら、適当な大きさに切ったお肉を入れて5分くらい焼き、細切りに切ったニンジンを投入。

10分くらい焼いたらスパイスミックスと水を600ml(米が500gなら500ml)投入。

20分くらい煮たら、お米をしゃもじやお玉でこんな風に周りから入れてから

 

f:id:meto_miu:20191221213621j:plain

全体に漬かるように米をならす。

水は、米全体にかぶるくらい。

煮立ったら、米を中華料理屋で出てくるチャーハンみたいな感じに低い山型に中央に寄せ、水が無くなるまで煮る。

あんまり混ぜちゃダメ。

水が無くなったら、蓋を閉めて20分くらいごく弱火で加熱。

水分が多い場合は、菜箸などでアリの巣みたいな穴を米の山に複数あける。

塩は、途中で味見しながら足す。

 

切り方や調理時間、米の投入の仕方は料理教室準拠。

人参は米と同じ重さの量が基本らしい。

米をなぜこんな風に投入するかは、質問した人がいたんだけど説明を聞いてもいまいちよくわからなかった。笑。

 

熱の通り方的な…感じのことをおっしゃってました。

 

プロフ用のスパイスミックスの裏に書かれている説明では、もう少しニンジンの焼き時間や煮込み時間等短めだし、水の量も米3~4kgに対して水2~3Lと少な目。

ネットで検索して出てきたレシピなんかだと、もっともっとニンジンの煮込み時間が長かったりする。

私は、娘がお腹空いたお腹空いたとうるさいので時間短めで。

米の炊き方なんかも色々。

まあ多分、うまく火が通ればなんでもいい。

 

料理教室では米を浸水させていたけど、ちょっと米が柔らかめだなと感じたので、裏面レシピやネットでのレシピをの間をとって、研ぐだけに。

その他の変更点としては、水戻ししたひよこ豆とレーズンをたくさん入れてみたり。

現地でも入ってたし、私が好きなので。

 

本当は皮のついたままのにんにく丸ごとと、ホールのブラックペッパーも入れたかったのだけど、幼児がいるので我慢。

あと、ゆで卵を添えると見栄えがよいけど、娘はあまり卵を食べることができないので今回はパス。

 

現地ではひまわり油を使っているところが多いみたい。

料理教室では普通のサラダ油。うちにはサラダ油ないので、米油を使った。

 

調理中、


娘「おかあさ~~ん。今日の晩ご飯なに?」

 

ウッ。娘はプロフあんまり好きじゃないのでそのものズバリは言いたくない。

現地よりスパイス弱いから食べられるとは思うけど。

 

私「ン~~??えーっと、お肉が入ったごはんと~、サラダとスープだよ」

 

娘「わかった。ウズベキスタンで食べたごはんや。」

 

バレている。

 

娘「ごはんそれだけ?」

 

私「それだけだよ。」

 

娘「3つだけじゃぜんぜん足りへん~!4つとか5つとかして!」

 

一汁三菜を強制するモラハラ旦那みたいなことを言わんでくれよ。

今日は3つです。

 

f:id:meto_miu:20191221213717j:plain

f:id:meto_miu:20191221215751j:plain

できたよ~!


スパイスミックス、米3~4kgで一袋のはずなので5分の1くらいを使ったのだけど、なんか明らかにスパイスの香りが薄いので、途中で足して結局半分くらい使った。

 

あ~~!美味しい~~!油はすごいけど!

お米の硬さもちょうどいい感じ。

にんにくや粒胡椒なしのマイルド仕様なので、娘も食べられるはず。

油はすごいけど。

 

わりとはっきり言う主人も「意外と美味しい」とのことで一安心。

ん?意外ととは?

 

娘、どう?これなら食べられそう?

 

娘「うん。味は大丈夫やけど」

 

f:id:meto_miu:20191221220406j:plain

 

お米のかたさが、いや。

何かしら文句いいよるな。

 

リゾットとかパエリア作った時も、米の硬さに文句言うてた娘。

その時よりはだいぶ柔らかいけどなあ…。

ごはん少し減らして、ひよこ豆もりもりにして食べてもらった。

 

羊肉も美味しい~。半額でうれしい~。

 

当然米600g分も食べれるはずはなく、残りは冷凍。

以前プロフの缶詰食べ比べをしたときにも残りを冷凍しといたのだけど、後日美味しく食べられたので、もともとそのつもりでの大量生産。

 

フライパンの柄をやかんの口に挟んで立てかけ、斜めにしてしばらく油をきった後、小分けにして冷凍しました。

 

傾けて出たすごい量の油もなんかもったいなくて、翌日、翌々日と炒めものなどの料理に使った。

ほんのりプロフ風味。


ちなみに、今朝は炊飯が面倒だったので、今日の主人のお弁当はプロフです。

夫婦ともに日本人なのに、弁当にプロフを持たされるサラリーマン…。

 

私のお昼ご飯もプロフ。今から解凍して食べます!

冷凍の在庫が無くなったら、次は炊飯器で作ってみようかな~。

焦げる心配がないので、油少なく作れそう。楽しみ!

兵庫県明石市まで、ウズベキスタン料理教室に行ってきた

2度目のウズベキスタン旅行から帰ってきてから、プロフ用スパイスミックスなんぞをお土産に買ってきていたこともあり

「大阪でウズベキスタン料理教室とかないかな~。検索して出てくるのは関東ばっかりだな」と探していたころ。

 

SNSで「兵庫県明石市で、12月にウズベキスタン料理教室がありますよ!」と教えて頂きました。

明石か〜。

行きたい!けどちょっと遠い。交通費だけでも往復2000円くらいかかるし…。と思いつつ調べてみると、なんと受講料1500円。

1500円!?

や、安い。これは行くしかないと、さっそく電話で申し込み。

 

f:id:meto_miu:20191217135321j:plain

なんと親子料理教室も隔月で開催しているらしい。

小学生からなので、幼稚園児の娘は残念ながら参加不可。

 

今回申し込んだ12月15日の大人向け料理教室も子連れ不可という事で、娘は主人に任せて一人で参加してきました。

 

主催するのはこちら。

www.facebook.com

 

明石駅から歩いてすぐの、ウィズあかしという学習センターの調理室を貸し切って行われます。

 
goo.gl

 

4~5人ずつの班分けが行われており、私はC班。

参加者の多くは、リピーターの地域の奥様方。和気あいあい。

男性の参加者も。

 

今回の先生は、ナマンガン近くの町チュストから5年前に来日した母娘2人。

 

f:id:meto_miu:20191218133445j:plain

画像はサモサをつるんでるとこ。

 

最後の質問タイムで、もしホラズム地方出身ならシュビト・オシュの温度問題のことを聞こう…!と思ってどちら出身なのか聞いたんだけど、正反対だった。

 

シュビト・オシュの温度問題についてはヒヴァの旅行記をご参照ください。

 

www.koduredemo.com

www.koduredemo.com

 

チュストは包丁が有名でウズベキスタンの人はみんな買いに来るんだそう。

マンガンウズベキスタン第二の都市。第二の都市近くで包丁が有名って、なんだか大阪の堺市を彷彿とさせる。

 

先生の自己紹介のあと、まんまる明石のスタッフの方から

「地域交流を目的としたイベントで、先生も私たちも料理のプロというわけではないので、ドタバタも多めに見て頂いて…」とひとこと。

うんうん。もちろんもちろん。

 

メニューは、プロフに3種のサモサ(挽肉・かぼちゃ・ほうれんそう)に、玉ねぎ多めのアッチクチュチュク(トマトときゅうりのサラダ)。

 

丁度最近、市場で黄色いニンジンをゲットしたので、ウズベキスタン旅行で買ってきたプロフ用スパイスミックスを使うチャンス!ちょうど予習が出来て嬉しいな~。

 

先生「ほんとうは黄色いニンジンを使うことが多いです。日本では黄色いニンジン売ってるの見たことありません」

 

ふふふ、関西でも冬になるとたまに見かけるよ~!

 

しかしプロフ用に牛ブロック肉が必要なところ、ミスがあって牛ひき肉が用意されてしまったことが発覚。

急遽ミンチ肉を団子状に成型してプロフの具にすることに。

先生「本当は牛や羊の塊のお肉を使います。でも、お年寄りや子供が多いときは挽肉をこう(団子状に)して使うこともあります。」

 

へ~!じゃあ現地でもあり得ないレシピではないのか。鶏肉を使うこともあるそう。

わりと何でもありなのね。

 

他はニンジンにたまねぎ、塩とクミンだけのシンプルなレシピ。

 

意外だったのは、米をしばらく浸水させること。

パエリアやリゾットみたいに、生米を投入するのかと思ってた。

これは日本人に合わせてのレシピなのか、それともナマンガン地方独特のものか聞いてみたら、基本的にウズベキスタンのどこの地域でも、柔らかくするために水に浸けると言っていた。ほー。

 

米を鍋に投入する時は、真ん中には入れず周りから入れていくんだそう。

で、炊いてる途中で米を一つの山型に成型するんだって。

確かに、買ってきたプロフ用スパイスの裏にも「米を山の形にしろ」って書いてあった。

 

ちなみに、ひとつの班に用意されているお米は500g。対して油は300ml。

油に投入されていく具を見て「あ~、はいはい、具は揚げ焼きにするのね」と余裕の構えだった参加者の奥様方。

そのままそこに米を投入すると判明した時のおののき様といったら!

うんうんせやんね~?油の多さにびっくりするよね~?なーんて知った風に思っていたのですが、甘かった。そのあと私もおののく事態に。

 

いやサモサの油分よ。

1辺10cmくらいの三角形のサモサ15個分くらい用の具に、油を150ml入れるの。

だ~~~~っと。あ、こ、こ、こんなに入れるんだ。そんないる?この油。

その上、伸ばした生地にもマーガリンをべたべたべた~~~っと豪快に塗っていく。

サモサの油分、パネェっす。

その上かぼちゃサモサ用の具には、ばっさばっさと砂糖を大匙2杯。

 

美味しいものってやっぱ高カロリー。

 

 ちなみにこの日のプロフは先生曰く「ナマンガン地方風。タシケントとかはもっと油が多い。ナマンガンはお水の割合が多い」らしい。

こ、これで。

 

料理教室という性質上、あまりスマホいじくってるのもアレなので(いちいち手を洗わなきゃだし)写真は少しだけしか撮らなかったんだけど、さすがにプロフの写真を撮り忘れたのはどうかと思う。

「わー♪」となるとすぐ撮り忘れちゃう。

 

うちの班は、お肉のサモサが焦げてしまったんだけど、何故かそれは撮った。笑

 

f:id:meto_miu:20191218133951j:plain

 

でもでも!

形はかなりいいかんじじゃない!?

 

 

かぼちゃとほうれんそうのサモサは無事。

 

私は、プロフは半分食べて、残りは持参の容器で持ち帰り。

サモサも持って帰って娘と食べました。

 

かぼちゃサモサと挽肉サモサを食べた娘「皮は美味しいけど、中の味いや…。皮だけ食べる。」

 

 

うーん。現地でも同じことを言っていたな。

クミンはよく家でも使うので、コリアンダーがだめっぽい。

 

っていうか娘、夕方なのにまだパジャマ…。

 

ちなみに10時から13時予定の料理教室、終わったのは14時半近く。

毎回参加しているという同じ班の奥様によると「大体いつも時間オーバーしてこんなもん」らしいので

もし今後ご参加される方は時間の余裕を持ってご参加ください!

最後に質問コーナーもあるので、現地出身の方からいろんな話も聞けますよー!

 

次回のお料理教室は中国料理らしい。メニューはなんと、北京ダック…風!

北京ダックは高くて作れないので、北京ダック風料理を作るらしいです。楽しそうだな。

毎回参加の奥様「多分前回の中国料理の先生と同じだと思うけど、すごく面白い先生」らしい。

↓まんまるあかし、世界のお料理教室の情報はこちら。

 

www.manmaru-akashi.net

 

班の奥様に、今まで開催された中でどこの国の料理教室が特によかったです?と聞いてみると、ペルシャ料理だって。

へ~~~めっちゃ興味ある!!

お鍋の外に野菜を敷き詰めて、ご飯を入れて炊く料理が美味しかったとか。

 

帰ってから調べてみたんだけど、それっぽい料理が出てこなくてわからなかった。

うーん気になる。

 

ちょっと遠いのがネックだけど、安いし楽しいし、また興味のある国の時に行ってみたいな。

明石市近郊にお住いの方はぜひ!

7日目:ヒヴァから1時間以内で行けちゃう遺跡もあるリゾート、カラジク

←前の記事 6日目:引き続きイチャン・カラ内探索と、地元っ子の集まる公園

 

移動日なので、問答無用に娘を叩き起こし朝食へ。

f:id:meto_miu:20191117012713j:plain

朝食会場の天井もかわいいのだ。

f:id:meto_miu:20191117012729j:plain

朝食に出たこれが、一口食べても正体がわからず、何度も味覚を研ぎ澄ませ味わった結果、パンを揚げたものだとわかった時のがっかり感、まじ筆舌に尽くしがたい。

 

今回カラジクにはウルゲンチのホテルキャラバン経由で向かう手はずとなっている為、前日にホテルに頼んでウルゲンチへのタクシーを手配してもらっておいた。

10ドルと、ちょっと高い(ぼられない前提で、壁外で捕まえれば数ドル)。

けど、絶対朝ばたばたするもん。子連れ旅行、タクシー代がかさむかさむ。

 

f:id:meto_miu:20191117012743j:plain

MerosB&B、FreeのWiFiが全く繋がらなかった以外は、とても快適だった。

そういえば、一昨日の夜遊んだ宿の女の子、昨晩は姿を現さなかったけど、やっぱり騒ぎすぎて怒られちゃったかしら…。

f:id:meto_miu:20191117012754j:plain

名残惜しくて車窓からつい撮っちゃうイチャン・カラの城壁。

 

40分くらい走って、ホテルキャラバンに到着。

goo.gl

高級そうなホテルだな~。

 

f:id:meto_miu:20191117012809j:plain

ヒヴァからのタクシードライバーのおっちゃんが、娘におもちゃをくれた。ユルいお顔立ち。

置いて、ゆらゆらスイングさせるおもちゃ…と言っていたが

 

娘「これっ!ぜんぜんこけちゃう!!!」

 

そもそも自立しなかった。笑

 

ホテルの外で待っていると、カラジクへ行くドライバーと、英語が話せる青年が現れた。

 

青年「もう少し待っていて。もうすぐ日本語を喋る人がくるから」

 

しばらくすると、日本人女性が現れ

女性「こんにちは。今日一緒に行かせてもらいますユリア(ユリヤかも)です」

 

どういうこと?ツアー参加者?それともわざわざ通訳に来てくれてるの?と思っていると、ホテルキャラバンで普段働いているとのこと。

 

日本から来てここで働いてるの?

 

ユリアさん「私、日本人じゃないですよ」

 

えーーー!!!イントネーションが完璧すぎて、完全に日本人だと思っていた。

その後色々と会話を重ねていくと、完璧な日本語ではない(といってもすごく上手だけど)ことがわかってきたけれど、相槌や基本的な会話の、間やイントネーションに違和感がなさすぎてすごい。

 

顔立ちに違和感がなかったことも、日本人だと思い込んだ一因だったんだけど、朝鮮系のウズベキスタン人とのことだった。

でも韓国語はほとんど喋れないとか。日本に興味があって日本語を勉強したらしい。

 

ユリアさん「えっと、あなたはタカハシヨウスケさん(仮)ですか?」

 

え、違いますよ。誰や。笑

 

ユリアさん「そうですよねえ。ヨウスケさんは男の人の名前ですよねえ。昨日カラジクへ行く予約が入ってたけどこなかったんです」

 

結局行くのは私たち親子と、たまたま?今日カラジクの方へ遊びに行くユリアさんの3名。いざ出発。

 

ここからカラジクまで、また40分くらいかかる。

ヒヴァから直接カラジクに行くなら50分くらい。

何でわざわざ、ホテルキャラバンに集合するんだろうかと思っていたんだけど

ユリアさん曰く、カラジクの宿泊施設はホテルキャラバンの系列?同経営?なんだとか。

 

カラジクに泊まるための情報が少なかったため、私たちは今回、ウルゲンチに住む日本の方に予約を代行してもらったのだけれど

キャラバンホテルのメールアドレスに問い合わせて予約もできるとのことだった。へえ。

 

宿泊料は、夕食・朝食、塩湖浴、釣り、砂風呂、カラ(城壁)へ上るなどの基本的なアクティビティ込みで47ドル。

 

ユリアさん「ヒヴァはどうでしたか?私もうヒヴァは長いこと行っていないです」

 

6年前に来た時と比べて、観光客も増えてすごく賑わってました。チケットセンターもチケット自体もハイテクになってて驚きました。

 

ユリアさん「嫌でしたか?(旅行に)来る人は、古いものを好むでしょう?」

 

それなー。

観光客が多すぎていまいちだと感じる人もいるかもしれないけど、私はヒヴァに限らずウズベキスタンにもっとたくさん観光客が来ればいいと思っているので、人の多さは気にならない。

ただ、気になるのはやりかた下手すぎん?という…。

なんであんなビカビカな近代的なチケットセンターなのよ。めっちゃ浮いてる。

ガワだけでも昔風な建物にして雰囲気保ってよ~。

イチャン・カラに入場する時や、メドレセなど各施設に入るときの、一人ずつガッチャンガッチャン押して通る金属のゲートも、使ったり使わなかったりまちまちなら、いらないくない?

せめて、上から木でも被せて目立たないようにして欲しい~!

個人的にはモスク内の建物にQRコード直貼りとかも気になる~!城壁に電飾でピカピカUzbekistanとかも書かなくていいよ!知ってるから!

 

…と、私は思います。

 

 

 

f:id:meto_miu:20191117012819j:plain

f:id:meto_miu:20191117012833j:plain

その後、メロンの話をしていたら、途中のスイカ&メロン屋さんで降りるユリアさん。

ユリアさん「みとさんと娘ちゃんにお土産です!」

 

わー!メロンを頂いてしまった!嬉しい~!

イカも美味しいけど、私はメロン。ウズベキスタンでは絶対メロン。

店のおばちゃんが持ってるナイフ、あれで少しだけ切り出して味見をして、ちゃんと美味しいことが確認されたメロン!

 

goo.gl

 

カラジクに到着。

f:id:meto_miu:20191117013156j:plain

今回泊まるお宿。

f:id:meto_miu:20191117012947j:plain

部屋はこんな感じ。トイレとシャワーもプライベート。

 

あれ?ユルタに泊まれると聞いてたんだけど…。

 

ユルタは虫の問題とかがあるから泊まれない、ユルタではご飯を食べるだけ、だって。

あれれー。まじか。それは残念…。

 

f:id:meto_miu:20191117013058j:plain

ウェルカムフルーツ置かれてるのが、高級ホテルの系列っぽい。

f:id:meto_miu:20191117012848j:plain

着替えてさっそく塩湖浴に!宿の目の前なんだけど、宿のおばちゃんが引率してくれる。with孫(多分)。

f:id:meto_miu:20191117012903j:plain

f:id:meto_miu:20191117012917j:plain

向こうに見えてるのがカラジク・カラ(城壁に囲まれた街)!いい景色!天気も良くて最高だな。

泳ぐの大好き娘、さぞ喜んでくれるだろう!さあ存分にはしゃぎな!

 

足首まで入った娘「痛いからいや!はいらないっ!」

 

は?痛いって??なに?どこが???

 

娘「ここっ!!!」

 

よく見ると、足首あたりに掻き跡が。傷というほどでは全くない。

え、これ?塩水だからちょっとしみるかもしれないけど、入ってたらすぐ気にならなくなると思うけど。

 

娘「むり!痛すぎる!!入らないっっ!!!」

 

まじか…。ここに来て泳がないとか、まじか…。

 

説得するもきかず、無理強いするわけにもいかないので撤収。

f:id:meto_miu:20191117012932j:plain

おばちゃん「帰るで」

 

いや、みんなは泳いでていいよ!?すぐそこだし、帰れるよ!

と身振り手振りで伝えようとするも、カラジクの宿の方たちは基本的に英語が通じない。

 BeeLineのSIMも、残念ながらカラジクでは繋がらず翻訳もできない。

オフラインで翻訳できるようにしておけばよかった。

 

ていうわけで、全員撤収~。

 

ユリアさんが、車の中の雑談で「タシケントの方では多分70%(80だったかも)くらいの人がロシア語喋れるけど、こっち(ウルゲンチ周辺)の方ではたぶん20%くらいの人しか喋れないですね~」と言っていたので、ロシア語も通じないかもしれない。

 

戻って、ちょっと早めのお昼ご飯。外の食事スペースは、蜂が飛んでいたので安全なユルタでいただくことに。

f:id:meto_miu:20191118025245j:plain

 

f:id:meto_miu:20191115133712j:plain

娘「おかあさん!!見て!このきゅうりポテトみたい!こんなきゅうりあるんやな!?はじめてたべる!」

ああ、波型カットのポテトね…大興奮のとこ悪いけど、切り方だけで普通のきゅうりやで。

 

ご飯のあとは釣りに行くぞー!

 

娘、冬頃から釣りに興味津々で。

ウズベキスタンに来る前に一度、釣り堀でのニジマス釣りに連れて行ったところ大はしゃぎ&大ハマり。

カラジクでの釣りも楽しみにしてた。

f:id:meto_miu:20191117013003j:plain

釣りができる場所まではちょっと遠いみたいで、だっこで移動。ありがたや~。

f:id:meto_miu:20191118030327j:plain

ちなみに私は釣り、全然わからない。

おっちゃんが準備をしてくれて、いざトライ!

娘がやると危なさそうな場所だったので、まずは私がやってみることに。

 

えいっ!

って、一瞬でかかった!!!

 

あまりのスピード感におっちゃん大爆笑。

すごい力でひっぱられる!ニジマスはえらい違い!

おっちゃん!!!ウケてないで助けて!!!

糸を巻いてなんとか引き寄せて、最後はおっちゃんにあげてもらう。

 

f:id:meto_miu:20191117013017j:plain

めっちゃでっかーーい!!

 

写真だと大きさが伝わらないのが残念!

f:id:meto_miu:20191115134336j:plain

ニジマスくらいの大きさを想定していた娘、びびりまくって脱兎の如く逃亡。

f:id:meto_miu:20191117013033j:plain

バケツの中なら安全…とそーっと近づくも、思いっきりはねて娘を威嚇した上

f:id:meto_miu:20191118031058j:plain

脱走。

 

この後は、なかなか釣れない時間が続き。

 

やっと、ちっちゃいのが1匹。

f:id:meto_miu:20191115133607j:plain

f:id:meto_miu:20191115133702j:plain

ほらほら触ってみ?触ってみ?と、娘をびびらせて楽しそうなおっちゃん。

魚がビチビチ動くたびに、同期してるかのように娘もビチビチ。

 

小さい魚はリリースし、最後にもう一匹中くらいのを釣って退散。

f:id:meto_miu:20191117013044j:plain

 

戻って休憩していると、宿のお姉さんたちが、砂風呂入りな!と勧めてきた。

f:id:meto_miu:20191117013210j:plain

宿の奥にこんな場所があって、ここで埋めてくれるらしい。

が、宿のおばちゃんがやってきて、ストップがかかる。

どうやら「今は砂が熱すぎてダメ。やけどする」らしい。

 

f:id:meto_miu:20191117013113j:plain

次に案内されたのがこちら。

右の蛇口からは、塩湖の塩水。左からはお湯が出るお風呂。

こういった塩水浴用の個室のお風呂がホテルの奥にいくつもある。塩水オンリーのお風呂もあるけど、こっちがいいわと入るように勧められた。

ここへ、リウマチや怪我なんかの治療のために塩水浴と砂風呂をしにくるらしい。

 

浴槽はぱっと見あまりきれいではないんだけど、色が沈着しているだけで清潔。

え、これって普通に、足伸ばせる広いお風呂やん!!!

 

お湯で割るので、温かくて気持ちいい~。

旅の疲れがとれるわ!ホテルについてる普通の浴槽よりもかなり広いので、ヒヴァからブハラに車で移動する人は

ここに寄って半日でも一泊でも、のんびりするのアリじゃないかな~。

 

お風呂でリフレッシュした後はお茶を出して貰ってのんびり。

f:id:meto_miu:20191115133600j:plain

娘「おうちごっこしよ~」

後ろでは、宴会をしていた男女のグループがノリノリでダンス中。

 

ちょっとお散歩でもしよっか。

ぐるっと歩いてくるね~、とジェスチャーでお姉さんに伝えて行こうとするとまたもやついてきてくれる。

f:id:meto_miu:20191117013127j:plain

f:id:meto_miu:20191115134235j:plain

宿の並びには海の家っぽいのがずらり。そこでアームフロートを購入。10000スム。

持ってきていたやつ、さっき穴が開いちゃったの。ちょっと素材がペラいけど、安くて助かった。

f:id:meto_miu:20191117013142j:plain

 馬。乗ってみたら?と娘に勧めるも、怖いからとこっちに跨る。

f:id:meto_miu:20191115133734j:plain

鹿?いいお天気なのでめっちゃまぶしい。

 

やっぱりこんなにいい天気なのに、入らないの勿体ないよ~。

そうだ、足にビニール袋被せてゴムでとめてあげるわ。それで入ってみない?

 

娘「えー。そんなんじゃむり!絶対いたい!」

 

まあまあ、ちょっとチャレンジしてみよ。

結果。

f:id:meto_miu:20191115133801j:plain

娘「きゃーーーー!」

f:id:meto_miu:20191115134211j:plain

娘「きゃーーはははあーー!!」

 

実際、娘の言う通り、本当はそんなんじゃ絶対無理で。

ビニール袋に水じゃぶじゃぶ入ってきてるんだけど、娘全く気付かず。

ほらあ~。入っちゃえば気にならなくなるでしょ。

 

もう水が冷たくなってしまってて、腰くらいまでつかって水遊び。

私たちが行ったのは8月10日。もう少し早い時期の方が暑くて気持ちよく泳げるかも。

 その年にもよるだろうけど、一応9月まで営業しているそう。

f:id:meto_miu:20191117010149j:plain

無事水遊びできて、娘もご機嫌。

 

着替えて休憩していると、お姉さんたちが「カラ(城壁)登りにいく?」と。

幼児連れだし無理かなーと思ってたんだけど…。

この子大丈夫?登れる?と身振り手振りで聞くと「おっけーおっけー全然だいじょうぶよ」ってなリアクション。一緒について行ってくれるみたい。

 

遠目にも結構登ってる人いたし、登りやすく整備されてるのかな。

 

できれば、空の色が変わってきたけど暗くならない内、ぐらいの時間に行きたいので、もう少し後でと答えて、先に晩御飯を頂くことに。

 

f:id:meto_miu:20191118135718j:plain

晩御飯。

さっき釣った魚!!山盛り!

美味しいのかな…なんか生臭そう…と思ったけど、意外とそこそこ美味しかった。

蜂が寄って来たのでまたユルタに避難。

 

f:id:meto_miu:20191115133552j:plain

 

f:id:meto_miu:20191115134322j:plain

ごはんの後はユルタの中で遊んだり(ユルタ、なんかめっちゃ落ち着く…。いつまでもだらだらしたい)

f:id:meto_miu:20191117013225j:plain

砂遊びしたりしてるうちに、日が沈んできたのでカラに登りに。

f:id:meto_miu:20191117013239j:plain

f:id:meto_miu:20191117013254j:plain

カラに行く途中、少し逸れたところにお店が沢山あるんだけど、お姉さん、そこに寄っていくと言う。

f:id:meto_miu:20191115133633j:plain

こんなとこ。娘謎のセクシーポーズ。 

f:id:meto_miu:20191117013322j:plain

別に買うもの無いけどな?と思っていると

 

お姉さん「みんな見て見て!日本人のベイビーやで!!」

店のおっちゃんら「え~!!日本人!なんたらかんたらかんたら!」

 

わざわざ娘を見せに寄ったらしい。笑

f:id:meto_miu:20191117013308j:plain

男の子たち「この子日本人~~!?なんたらかんたらかんたら!」

 

多分そのうち、カラジクでも日本人の子供はそんなに珍しくなくなるよ。

ヒヴァから近くて割と来やすいし。

 

f:id:meto_miu:20191117013336j:plain

改めてカラに出発。

 

え。ちょっと待って。

「カラいく~?いつ行く~?今行く~?」って感じの軽~いノリでお姉さん言ってたけど

f:id:meto_miu:20191118214150j:plain

f:id:meto_miu:20191118214204j:plain

道、こんな感じ。

 

え、怖い怖い。娘滑落したらどうしよう。

 

写真に撮ってる場所は、撮れる余裕がある場所。

本当に危なげな場所は私も怖いので撮影の余裕はなし。

 

そんな心配をよそに、お姉さんの足取りは超軽やか。

ヒヤヒヤする場所を、抱っこしたり、両手をつないだりしてヒョイヒョイと慣れた足取りで歩いていく。

f:id:meto_miu:20191118154609j:plain

 

f:id:meto_miu:20191117013351j:plain

登頂(?)。

f:id:meto_miu:20191117013418j:plain

 

f:id:meto_miu:20191117013432j:plain

f:id:meto_miu:20191115133615j:plain

無事下山。いや、下カラ。

下り道はずっと抱っこしてくれてた。

 

娘はすごく怖がりで、アスレチック系とかジャングルジムとかはてんでダメ。

高いところもあまり好きではない。

 

怖くなかった?

f:id:meto_miu:20191115133654j:plain

娘「ぜんぜんこわくなかった!たのしかった~!」

 

お、おおお。

よっぽどお姉さんに安定感があったんやろうな。

 

f:id:meto_miu:20191117013502j:plain

娘、よくこんなん登ったわ。

f:id:meto_miu:20191118215512j:plain

一日過ごして愛着もわいたカラジク、より素敵な景色に感じる。

f:id:meto_miu:20191117013254j:plain

苦難を乗り越えすっかり懐いとる。

ハラハラだったけど、無事に帰ってこれてよかった。娘にもいい体験になったんじゃないかな。

13キロ以上の生きてる荷物を担いだお姉さんは、汗だく。

いやほんと大変だったと思うわ。

チップの文化のない国で、チップを気前よくガンガン渡すタイプではないのだけど

これは流石にはずまねばなるまい!

 

初めは「いい、いい!うけとれないよ!そんなのいいよ!」って感じだったけど

めっちゃ重かったでしょ!?大変だったでしょ!?ほんとにありがとう~!!すごくよかったよ!という気持ちを伝えて(言葉わからないので伝わってるかはわからんけど)受け取ってもらった。

 

上機嫌のお姉さん「何か食べる?(ルンルン)」

 

さっき晩御飯食べたところだったので、私はお腹空いてなかったんだけど

 

娘「お腹空いた~。食べる~!」ってことで頂くことに。 

f:id:meto_miu:20191118220056j:plain

お馴染みのメロンとスイカ、パンに、お肉の炒め物をささっと作ってくれた。

f:id:meto_miu:20191117012121j:plain

娘、テンションマックスで転がりまわり、テーブルに頭をぶつけて泣く。

 

部屋に戻り、荷物の整理をしていると。

何か…視線を感じるような?

でも誰もいない。

 

視界の端で何か動いた。

 

f:id:meto_miu:20191117012149j:plain

まあまあでっかいカエル!!

娘!見てみ!カエルさんおるよ!

 

娘「おかあさん!あかんで!!毒!!毒があるから!!さわったら死ぬんやで!!!」

 

娘、去年主人と行った猛毒展で見たカエルのインパクトが相当強かったらしい。

とか言いつつ、私もカエルに対して知識がなさ過ぎて放っといていいのかどうかわからない。

 

宿の人わざわざ呼ぶのもな~。と思ってとりあえず扉を開けておくと丁度宿のおっちゃんが通りかかったので追い出して貰った。

 

f:id:meto_miu:20191117012204j:plain

f:id:meto_miu:20191117012106j:plain

写真を撮ったり、宿の子供たちと砂遊びしたりしてると、宿のお姉さん2人がやってきて

「砂風呂できるよ!」。

夕方になって、砂の温度がいい感じになったみたい。

 

ウズベキスタンでの砂風呂マナーがよくわからない。

え、服全部脱いでいいの?パンツも?あ、はい。

 

娘「きゃははははおかあさん!お砂にうまってる!!」

全裸で砂に埋められていく私を見て、娘大爆笑。

 

あ~~~あつい~~~!けど気持ちいい~!めっちゃ汗出る!

もともと岩盤浴とか好きだけど、娘を妊娠してからは一度も行けていなかったので、そのストレスも発散されていくという副効果が!


お姉さんのうち1人に、カメラを託しておいたんだけど、真っ暗で全然映っていなかったのが残念。

 

そして、これも私のしょぼいカメラじゃ写らなかったけど、星もすごく綺麗だった。

 娘が帰りたがったのですぐにお暇したけど、夜は宿のお姉さんと、並びの店のお兄さんとの踊りの会に誘われました。笑

ウズベキスタンの人、踊るの好きだなー。

 

夏にヒヴァ→ブハラに行く人は、時間があれば是非カラジクにも!

塩湖で泳げて、釣りができて、カラにも登れて、広いお風呂につかれて、砂風呂にも入れて、「マダーム!ヤスイヨカワイイヨ~」もいなくてのんびりできます。

 

カラジク、楽しかったね~!明日からはブハラだよ!

6日目:引き続きイチャン・カラ内探索と、地元っ子の集まる公園

←前の記事 5日目後半:イチャン・カラ内探索と歩いてすぐの遊園地

 

6日目朝。もう6日目!

 

昨日殆ど観光できなかった分、涼しいうちから出歩きたかったのだけど

予定外の夜更かしで、娘はぐっすり。

無理に起こすのも可哀そうだし(移動日なら容赦なく叩き起こすけど)

寝不足になって体調崩しても大変なので、泣く泣く寝かせておく。

 

よく寝てるし暇なのでこっそり部屋を抜け出してちょっとだけ屋上に。

f:id:meto_miu:20191112125545j:plain

 

f:id:meto_miu:20191112125610j:plain

まだ静かな朝のヒヴァ。

わーん!!外に出て散歩したいよ~!!

 

実は手前で、宿の人たちが寝ている。

f:id:meto_miu:20191112125737j:plain

ヌクスの宿でも外で寝てたけど、夜や朝は肌寒いんだから中で寝ればいいのに…?

 

朝ごはん。メロンだメロンだ~!!

f:id:meto_miu:20191112130034j:plain

は~メロンおいし。

 

さて娘よ。

今日はお母さんが見たいところもお散歩付き合ってな?

見たいとこ見終わったら、夕方また遊園地連れて行ってあげるから。

全然見てないのに「遊園地!」は無しやで。

 

娘「わかった!」

 

そして出発直後

f:id:meto_miu:20191112130428j:plain

娘「あっ!鳥さん!」

f:id:meto_miu:20191112130529j:plain

娘「待って待って~」

 

はよ行こうや。

 

f:id:meto_miu:20191112121001j:plain

娘「わたし、にんじゃ」
はよ行こうや。

娘「そろーりそろーり」

はよ行こうや。

娘「しー!敵に見つかるからしずかにして!」

土産物屋のおっちゃんにめっちゃ見つかってる。

 

f:id:meto_miu:20191030232243j:plain

毎日見に来てしまうカルタ・ミノル。

 

娘「あっ!ラクダさん!」

f:id:meto_miu:20191112131708j:plain

娘「写真撮っちゃお」

撮った後もずーっと見てる。

店番は「あんまり近くはあぶないよ」とだけで、意外と営業をかけてこない。

f:id:meto_miu:20191112132048j:plain

はよ行こうや。

f:id:meto_miu:20191112132105j:plain

ほら。見すぎたから嫌がってるわ。あっち向いちゃったし、もう行こ。

娘「いいの!次おしり見るから!」

f:id:meto_miu:20191112120953j:plain

カジ・カラン・メドレセ。中は音楽博物館的な。

f:id:meto_miu:20191112133632j:plain

娘「ピアノ~」

またエアピアノ。

 

f:id:meto_miu:20191112133853j:plain

f:id:meto_miu:20191112133916j:plain

ヒヴァ最後のハンの宰相、イスラーム・ホジャさんが建てたイスラーム・ホジャ・メドレセのミナレット

ええ奴やったがゆえに人気出すぎてハンと聖職者たちに生き埋めにされたんだって。

せ、聖職者とは…?

 

ちなみにヒヴァで一番高い、45m。

もしカルタ・ミノルが完成してたら70~80mだったらしい。完成した姿も見てみたかった。

 

19歳以上しか登れないので今回は見送り。

6年前に登った時は、まあまあしんどかったけど、体力無し子な私でも大丈夫だった。

景色はそこまでだった記憶。

このミナレットの上からは、このミナレットが見えないからね。

f:id:meto_miu:20191112134202j:plain

f:id:meto_miu:20191112134212j:plain

スザニ~~!!かわいいな~!

畳んである、手前から4枚目のモスグリーンの生地のやつとか、その4つ奥の生地が青いやつとか、持ってない感じのやつで目をひく!

 

けど、ここで荷物が増えるのはちょっとキツいので見送り。

スザニ、大きくて刺繍みっちりのは思ってる以上にかさばるし重いんだよ。

我が家は狭~くってクッションがないので、お手軽だけどもクッションカバーはいらないし。

 

ヒヴァの土産物屋は、しつこく声をかけてこない。

f:id:meto_miu:20191112134616j:plain

逆光~。メドレセの中は、博物館。

f:id:meto_miu:20191112135444j:plain

かんわいっ。家に欲しい。

 

f:id:meto_miu:20191030232225j:plain

まだまだ元気。

ホジャさんとこから、ちょっと南の方へ足をのばす。

 

娘「あっ!!!ネコちゃん!」

f:id:meto_miu:20191112140854j:plain

f:id:meto_miu:20191112120856j:plain

商品が寝床。

f:id:meto_miu:20191112140828j:plain

 

娘「このネコちゃんめっちゃかわいいね~」

f:id:meto_miu:20191112120824j:plain

おっちゃんの顔もデレデレの極地。

 

娘「このボタンを押したらどうなるでしょうか~!」

f:id:meto_miu:20191112141002j:plain

え。じゃあ、槍が降ってくる。

娘「ぶぶー!正解はウズベキスタンがばくはつするでした!」

過激すぎ!!っていうか押してるし。ウズベキスタンはばくはつした。

 

娘「アイス食べたい~!」

だいぶ暑くなってきたしちょっと休憩。

f:id:meto_miu:20191112120848j:plain

f:id:meto_miu:20191112141311j:plain

アイスマシーンの前に行くと、お店のおばちゃんに「アイスクリーム?」と聞かれたので

頷くか頷かないかの間くらいの首の動きを見せたと同時に光の速さで、大き目の店内用のカップを掴んでガーーっとアイスを盛られた。

ウッ…。もっと小さいコーンのやつで、外で食べるのでよかったんだけど…。

皆は急いでサイズの指定してね!!!

 

言うても中で食べれることを思えば全然高くないんだけど、子供に冷たいもの食べさせすぎはちょっとね。小さくていいのよ小さくて。

f:id:meto_miu:20191112141938j:plain

アイス食べながらのんびり。

f:id:meto_miu:20191112141952j:plain

ラクダもぐったり。

 

でも、その後すぐお客さんが来て働かされるラクダ氏。

f:id:meto_miu:20191112142042j:plain

 日本でいう七五三的な感じのお祝いとかか?

f:id:meto_miu:20191113134635j:plain

アイスの後は、どこまでも猫を尾行。

 

そろそろお昼ご飯食べにいかへん?

娘「疲れたー。眠い」

 

げげー。普段全然昼寝しない娘が眠いだと。完全に昨日の夜更かしのせい。

 

f:id:meto_miu:20191112120732j:plain

結局ほとんど観光してないけど…。宿にとぼとぼ戻る。

 

しかも

娘「おかあさんのお腹のうえで寝る」

f:id:meto_miu:20191113135313j:plain

 

ぐええ。重いし暑いし苦しい。頭痛くなってきた…。

 

結局15時過ぎまで昼寝して、あまりの空腹に耐えられなくなり娘を起こす。

翌朝にはヒヴァを発つので、冷たいシュヴィト・オシュを食べられるチャンスは今日が最後。

goo.gl

 

お値段高めだけど、なんとなくちゃんとしたものを出してくれそうなイメージのミルザボシに。ラストチャンスだから。

16時、遅すぎるお昼ご飯。

 

f:id:meto_miu:20191112120832j:plain

ジュースはグラスで提供してくれてよかった。

 

f:id:meto_miu:20191113140341j:plain

 きたシュヴィト・オシュ!ビジュアルはいい感じ!

冷たいか!?どうか!?

 

フォークで麺を持ち上げると、湯気がぶわわわっと…。

まさかのアツアツ!!嘘でしょ!?

 

6年前の店が特別だっただけなのかな…。お店の人に聞く気にもなれないくらい意気消沈。味は美味しかったけど…。

 

さあ、昼間のロスを取り戻すぞ!探索再開!

f:id:meto_miu:20191113140802j:plain

人形を見つめる娘。

偽レミンみたいな人形は買いたくないけど、ウズベキスタン土産で欲しがるものがあれば買ってあげるよ。

 

これ欲しい?

 

f:id:meto_miu:20191112120942j:plain

娘「べつにぜんぜんいらん。」

 

あ、あっそ…。

 

f:id:meto_miu:20191113180536j:plain

娘「これなに?」

ひまわりの種やな。

日本ではハムスターちゃんの餌になるけど、ウズベキスタンの人たちも食べる。

おっちゃんが食べてて落としたやつちゃうかな。

娘「へー」

 

f:id:meto_miu:20191113141037j:plain

ホジャさんのミナレットまわりは、離れたとこから見た方がいい感じ。

f:id:meto_miu:20191113141147j:plain

隙あらば砂遊び。

 

南門周辺は観光する場所は何もないんだけど、南西の角から城壁に登れる場所を発見。

f:id:meto_miu:20191113141635j:plain

f:id:meto_miu:20191113141835j:plain

見どころからはちょっと遠いけど、なかなかいい眺め。

f:id:meto_miu:20191113141816j:plain

 

f:id:meto_miu:20191113141803j:plain

 

f:id:meto_miu:20191113141754j:plain

城壁の穴を覗きたがる娘。

あっちも!こっちも!というのでいちいち抱っこして覗かせてあげる。

いくつか目の穴で

 

娘「あっ!!公園がある!!」

 

覗いてみると、確かに城壁のすぐ外に公園。

 

娘「行きたい!!」

 

え。ちょ、ちょっと待って…。

まだ行きたいメドレセとかいくつもあるし、タシュ・ハウリ宮殿も行きたいんだけど…。

 

娘「いや!公園行きたい!!」

 

今日はお母さんが見たい所を見てから遊びに行く約束やったやん!

 

娘「でもさっき、いややったけど、おかあさんが好きな緑色のちゅるちゅるにしたし。」

 

うぐぐぐぐ。そう、さっき事情を説明して娘が嫌いなシュヴィト・オシュを注文させてもらったの。娘に折れてもらって。

口が達者になってきよって…!!

 

というわけで公園に…。その代わり遊園地には行けないよとお約束。

子連れ旅行は、何日あっても時間が足りないな。

f:id:meto_miu:20191113175159j:plain

南門を通ります。こちらにもゲートは無し。

 

f:id:meto_miu:20191113175425j:plain

外から見た南門。

f:id:meto_miu:20191112120934j:plain

西に向かって歩いていき、南西の角を曲がると

f:id:meto_miu:20191112120910j:plain

すぐに公園!

goo.gl

 公園の場所&南門からのルート。

もちろんメインゲートの西門からもすぐです。

 

f:id:meto_miu:20191114120457j:plain

こんなに観光地すぐなのに、公園にくる観光客は少ないのか意外と私たちに興味津々でスレてない感じ。娘にもすごく構ってくれる。

f:id:meto_miu:20191113180011j:plain

お姉ちゃんに抱っこしてもらって回転。

 

f:id:meto_miu:20191113180016j:plain

娘「おかあさん!シーソーしよ!」

おかあさんやと重すぎるわ。

と言っていると、「私がいっしょにしてあげる!」と駆け寄ってきてくれる。

あちこち見れなかったのは残念だけど、楽しそうでなにより。

f:id:meto_miu:20191113180154j:plain

 

地面との間が空きすぎているデンジャラス滑り台。

娘含め、小さい子が滑るときは、大きい子がキャッチしてくれるシステム。

 

基本的に子供たちだけで遊んでいるんだけど、大きい子がきちんと周りを見て面倒を見ている。

さらに一人「どう見てもジャイアンやん」って感じの男の子がいて、子供同士で殴り合い(マジで殴り合い)のけんかが始まってもきちんと仲裁して止めさせたり。

 

日本じゃもうあまり見られない光景よね。

 

写真撮ってると「カメラ見せて!貸して!」。

レンズは絶対触っちゃダメ、紐に腕通して使う約束をして、お貸出し。

又貸しする時は他の子に「ここに腕通して!ここ触っちゃダメ!」ってちゃんと逐一言ってくれてた。えらいえらい。

f:id:meto_miu:20191114105452j:plain

 

ファッションセンス…。それ多分、1枚で着るやつ違うで。

 

 

f:id:meto_miu:20191113180749j:plain

 髪をかわいく結ってもらう娘。

娘のカメラも貸し出し中。

 

日に長いこと当たって、頭が痛くなってきたので首掛け扇風機のスイッチをオン。

男の子たちがわらわらと集まってきて、なにそれ!貸して!見して!なにそれ!貸して!の大合唱。

 

扇風機だよ~。涼しいでしょと風を当ててあげるも、男子集団はヘッドフォンに見立てて遊びだす。

それはいいんだけど、気になるのは全員この歌を歌いだすこと。

 

 

ヘッドフォンリレーしながらみんなこの歌を歌っていく。

ウズベキスタンで有名な歌?気になる~。

 

涼しくなってくるにつれ、どんどん人が増えていく。

夕方じゃないよ。明るいけどもう夜。

f:id:meto_miu:20191114112537j:plain

人口密度がすごい。

f:id:meto_miu:20191114112935j:plain

結局8時くらいまで遊んで、さよなら。

うーん、なんかちょっと寂しいな。昨日見つけてれば、2日共これたのにね。

 

しかし彼ら、一体何時くらいまで遊んでるんだろうか。

f:id:meto_miu:20191114113208j:plain

いや。石とか砂はもういいから。

f:id:meto_miu:20191114113255j:plain

メインゲート、西門に戻ってくると、手前に昨晩まではなかった謎のやぐら?が。

何ができるんだろ。

気になるので、8月半ば以降にヒヴァに行かれた方で、完成形を見かけた方教えてください。

 

最後に観覧車から夜景でも見て帰るか。

 

f:id:meto_miu:20191114113727j:plain

昨日と同じ店番のお兄さんで、え、また来たの?というリアクション。

お兄さん「結婚してるの?」

ウズベク語だったので、意味わからず。なんや?という顔をしていると、指輪のジェスチャーをして、娘を指さして「パパいるの?」。

ああ~。いるいる。

お兄さん「一緒にウズベキスタンに来てる?」

日本にいるよ。

お兄さん「ええ~~!まじで!なんたらかんたらかんたら」

 

夫をほっぽって、娘と二人でウズベキスタンに遊びに来ている女の人って、こっちの人からするとどんな感じに映るんだろ。

 

ちなみに私たちがウズベキスタンにいる間の半分は、主人は日本でダイビングしつつ離島めぐり。しかし、台風直撃で殆ど何もできなかったそうな。

一緒にウズベキスタンにこればよかったのにね~。

 

f:id:meto_miu:20191114113815j:plain

観覧車から。さよならヒヴァ…。

f:id:meto_miu:20191114113941j:plain

お昼ご飯が遅くそこまでお腹が減っていないので、帰りにシャシリクとパンを買って帰る。羊肉がなくて、牛肉。

 逆風で目が痛いシャシリク焼き係。

 

f:id:meto_miu:20191114114130j:plain

夜9時でも子供だけでうろうろしてるので、こっちも安心。

 

宿の屋上で、景色見ながらシャシリクパーティ。

f:id:meto_miu:20191112120904j:plain

娘「おいしいね~!」

野菜なしの食事なので、上機嫌。

f:id:meto_miu:20191114114517j:plain

f:id:meto_miu:20191114114543j:plain


f:id:meto_miu:20191114114339j:plain

カルタ・ミノルも見納め。感傷的になってくる。

 

お母さん、大好きな娘と一緒に大好きな景色を見れてすっごく嬉しいよ。

一緒に来てくれてありがとうね。

 

娘「わたしも~!きてよかったね!たのしいね~!」

 

うう。涙

 

残り3分の2も、楽しい旅行にしようね。

明日はカラジク・カラに泊まって塩湖浴だよ!




5日目後半:イチャン・カラ内探索と歩いてすぐの遊園地

←前の記事 5日目前半:ヌクス→城壁に囲まれた街、ヒヴァのイチャン・カラへ

 

5000スムで買わされた中国製のレミンちゃんを携え、いざ観光へ!

 

まずは宿に一番近い、17世紀に建てられた宮殿、クフナ・アルクへ。
f:id:meto_miu:20191030224107j:plain

私の真似をして写真を撮る娘を撮ってると、観光客のお姉さんが

さっと帽子のつばをあげてくれた。笑

 

f:id:meto_miu:20191030224258j:plain

扉の装飾が細かい!このタイルの模様、派手過ぎず好み。

 

そこへ、ガヤガヤガヤガヤ…

f:id:meto_miu:20191106104037j:plain

ガヤガヤガヤガヤ…

バタバタバタバタ…

f:id:meto_miu:20191106104106j:plain

ドドドドドドド…

f:id:meto_miu:20191030224249j:plain

めちゃ大量のウズベクっこたちが!!

 

遠足か何かかなあ?年齢バラバラな感じだけど。記念撮影大会開始。

すごい人数なので、ちょうど見終わった後でよかった~。

 

ステージのつもりでダンス。

f:id:meto_miu:20191106105113j:plain


たぶんほんとはユルタを建てるとこ。

 

f:id:meto_miu:20191106105226j:plain

まだまだ撮影中。

f:id:meto_miu:20191106105354j:plain

 

f:id:meto_miu:20191106105422j:plain

お金を作っているところを人形や映像で解説。
そろそろ行こうと促しても

娘「まだ見る!」と超真剣に視聴。

映像はループなので永遠に終わらない…。

 

娘「あのお金ほしい」

 

ようやく外に出るも、丁度ソフトクリームを持った少年と出くわす。

まあそうなると、こうなりますよね。

f:id:meto_miu:20191030224227j:plain

ソフトクリーム3000スム。

壁の外の方がちょっと安いかな?と思って西門の外に行ってみたんだけど

壁のすぐ外も中の何軒かも、一番小さいサイズはどこも(聞いた店は)3000スムだった。チョコをかけてくれるお店とかけてくれないお店の違いはある。

 

f:id:meto_miu:20191030233837j:plain

コーンはどっちでも値段変わらず3000スム。

f:id:meto_miu:20191106105930j:plain

建設中なのは、なにになるんだろう?

 

壁の中に戻ってカルタ・ミノル。

1852年に着工するもムハンマド・アミン・ハンが戦死したことで工事は中断。

f:id:meto_miu:20191106110253j:plain

 

ウズベキスタンには美しいメドレセ、廟、モスク、たくさんあるけど

私は断トツでこのカルタ・ミノルに胸がキュッとなる。

 

不完全だから儚く愛おしい。未完成だから、完成した姿を想像して、工事が打ち切られてしまった姿を見て切なくなるのかな。

 

お母さん、ウズベキスタンの建物でこれが一番好きなんだ~。

f:id:meto_miu:20191106135735j:plain

娘「じゃあ、ここでおうちごっこしよ!」

 

遠慮なくカルタ・ミノル前に座り込む娘。

ちょ~~~いちょいちょいちょい!!

いやここは流石に。フォトスポット過ぎて邪魔になるわ。

 

裏側に移動しましょう。

f:id:meto_miu:20191106111417j:plain

ここならいっかな。

f:id:meto_miu:20191106111628j:plain

 

はぁ~。こんなとこでおままごととか、贅沢すぎる。

 

娘「おかあさん!たいへーん!レミンちゃんがパンツはいてない!!」

f:id:meto_miu:20191106113110j:plain

のぞきなや。

そんなところまでコストかけてられへんねん。

f:id:meto_miu:20191106112819j:plain

娘「おかあさん!みて!レミンちゃん、おっきいおはげがある!」

f:id:meto_miu:20191106113605j:plain

ほんまや。
…いくらなんでもちょっとケチりすぎじゃないかな…。

 

30分近く遊んで、ようやく出発。

 

f:id:meto_miu:20191030232359j:plain

全然まともに

f:id:meto_miu:20191106113924j:plain


写真を撮らせてくれない!

 

f:id:meto_miu:20191030224407j:plain

やっとこさ2つ目の見学。ジュマ・モスク。

213本もの柱は、それぞれ違う彫刻。かわいいお顔してー、と言ったのに、口の上に帽子のゴムをのせて変な顔。

f:id:meto_miu:20191030232017j:plain

QRコード直貼りやめて…。雰囲気とか大事にしよ?

 

娘、見てみ。全部違う模様なんだって~。

f:id:meto_miu:20191030232036j:plain

娘「ほんとだ!この柱は、蜘蛛の巣があるね」

どこ見とんねん。

何が「ほんとだ!」なのか。

 

ジュマ・モスクのちょっと先。

f:id:meto_miu:20191106114937j:plain

娘「トラさん!」

 

f:id:meto_miu:20191106115225j:plain

あっちも

f:id:meto_miu:20191106115232j:plain

こっちも、まだまだ見たりないけど、こんなに明るくてももう16時半くらい。

そろそろ約束していた遊園地に向かいましょう。

 

遊園地には、北門から出て参ります。

 

おや?北門の様子が…。

f:id:meto_miu:20191030232112j:plain

f:id:meto_miu:20191030224349j:plain

大工事中!通っていいのかな?身振り手振りで作業員に聞くと、OKみたい。

足元気を付けて!

 

f:id:meto_miu:20191106120856j:plain

f:id:meto_miu:20191106120951j:plain

北門。

こちら側もそのうち金属のがっちゃんがっちゃん押して進むゲートが出来るのかな?

でも車の通り道も残さないといけないもんな。

f:id:meto_miu:20191030224331j:plain

脱出!北門の外は、お花が咲いていてきれい。

f:id:meto_miu:20191106121150j:plain

 

遊園地には、北門から歩いて500mくらい。

goo.gl

子供の足でも歩ける距離にあるのが助かる!

観覧車だけ、遊園地の東側の道路を挟んだところにあるんだけど

f:id:meto_miu:20191106122152j:plain

17時頃の時点では、無人…。

ちなみに、かなりボロボロ。椅子もワレワレ。

 

道を挟んだ遊園地へ入るも、こちらも閑散としている。

営業してるのかどうかもよくわかんない感じ。

 

娘「遊びたい~~!!これやりたい~!」

 

掃除をしていた少年にOKを貰う。

f:id:meto_miu:20191106122510j:plain

f:id:meto_miu:20191030224314j:plain

料金は徴収されず、ルールがよくわからないままに貸し切り状態で大はしゃぎ。

しばらく遊んでいると、小屋?から他の従業員たちもぞろぞろと出てきた。

f:id:meto_miu:20191106122804j:plain

ぞろぞろ…。

子供5人に、大人1人くらいの割合。

 

もう一組親子のお客さんがやってきて、遊具を動かしてもらい始めた。

直接従業員の子供にお金を渡している。

聞くと、遊具一つ2000スム。

さっき無賃で遊んだ分も含めて支払い、乗り物三昧。

1つ20円ちょっとと思うと、広い心で乗り放題させてあげられる。

あと1つだけやで!!!とガミがみ言わずに済んで母も子も幸せ。

幼児には乗り物のクオリティとか無関係。

 

対象年齢高めの絶叫系はもう少し高額かもしれない。

f:id:meto_miu:20191030232252j:plain

f:id:meto_miu:20191106123451j:plain

遊具は時間が来ると容赦なく止まるので、降りれない位置で止まることも。

そんな時は子供たちがおろしてくれる。

f:id:meto_miu:20191030224145j:plain

サルと同じ顔して乗ってた。

f:id:meto_miu:20191030232435j:plain

コーヒーカップは、たまに手動で追い加速してくれる。

 

写真載せてないのも含め、子供向けの乗り物に一通り乗った後、振出しに戻る。

f:id:meto_miu:20191106124245j:plain

f:id:meto_miu:20191030233653j:plain

18時頃、一瞬地元民で賑わっていたけどそれ以外はずっとガラガラ。

娘は狂ったように滑り台を滑り続けている。めちゃひま。

 

19時半頃、ふと観覧車を見ると動いてる!

これを口実に滑り台から娘を引きはがし、観覧車へ!

遊園地で2時間半くらい遊んでた。観光してる時間より長い…。

 

観覧車の受付には、大人1人と少年3人くらい。明らかに人員過多。

大人は10000スム、子供は5000スム。

 

f:id:meto_miu:20191030232316j:plain

おお~。

暴れたりしなきゃ落ちないとはわかってても、あまりのボロさに乗ってるだけでドキドキする。

 

f:id:meto_miu:20191106125041j:plain

おお~。

f:id:meto_miu:20191106125056j:plain

おおお~。いい景色。

クフナ・アルクの城壁にいっぱい人が登ってるのが見える。

 

大丈夫?怖くない?

娘「だいじょうぶ!でも立ち上がったりしたら危ないねんで!」

 

少し前なら、怖がって絶対乗ってなかっただろうな。たくましくなってきてて嬉しい。

 

帰り際、受付の人に観覧車の営業時間を聞いてみるも、英語もロシア語もほぼ通じず

紙に書いてもらうも、開始時間は読み取れず。

でも13時頃にお昼休憩で、23時ごろ営業終了だとか。多分冬はもっと早く終了すると思う。

17時頃誰もいなくて乗れなかったんだけど、と伝えると「うーん?(店番の)子供が寝てたかな?」って。適当ー!

 

観覧車の横、帰り道に沿ってご飯屋さんがいくつも並んでて、できれば一番賑わってるところで食べたかったんだけど

娘「おなかすきすぎた~!ここでごはんたべる!」と、一番手前のお店に突撃。

 

羊肉の煮込みが食べたい母と、マッシュポテトとパンが食べたい娘で激突。

娘よ、マッシュポテトなんか今まで食べたがったことないのに…。

 

マッシュポテトが添えられてる料理は、グラーシュっぽい料理1品だけ。これは羊肉じゃないらしい。

2品も頼んでも食べきれない。

ダメもとで、羊の煮込みと、付け合わせのマッシュポテトだけを注文できないか聞くと、OK!

ジュースはミニパックなし。グラスでの提供も不可とのことで、仕方なく1L。

f:id:meto_miu:20191030232302j:plain

 途中でお店の人が「メロン食べるかい?」。

プレゼントなら頂くけど…。

「20000スムだよ」

高いよ。いらないよ。

 

さて気になるお会計は、グラーシュの値段そのまま加算されてた。

ちゃんと確認しとかなかった私が悪いね…。超高級マッシュポテト…。

 

石拾いしたり、じゃんけんぽん!ぐりこ!ぱいなつぷる!しながらの帰り道。

f:id:meto_miu:20191106131249j:plain

f:id:meto_miu:20191106131244j:plain

 世界遺産の城壁も、地元っ子には遊び道具。

f:id:meto_miu:20191106131421j:plain

UZBEKISTAN。

存じております。

こういうのは個人的にはいらないな~。

 

メインゲートの西門にたどり着くころには、すっかり暗く。

20時半すぎくらい。

f:id:meto_miu:20191106131555j:plain

f:id:meto_miu:20191106131610j:plain

f:id:meto_miu:20191030224100j:plain

 

f:id:meto_miu:20191106131544j:plain

夜のカルタ・ミノルも美しい。

 

f:id:meto_miu:20191106131829j:plain

また石拾い。

f:id:meto_miu:20191106132133j:plain

娘「ピアノ~」

 

宿の屋上からの夜景!

f:id:meto_miu:20191030232529j:plain

 

 

f:id:meto_miu:20191030232514j:plain

娘「おかあさん、おなかすいてきちゃった~。きれいなの見ながらパン(夕食の残り)たべたい」

f:id:meto_miu:20191030232342j:plain

きれいな景色見ながら食べるパンはうまかろう。

 

さあ、もう21時。寝る時間。お風呂入って寝よっか、と思っていたら

 

宿の女の子「(もじもじ…)」

フロントの男の人(多分お父さん)「一緒に遊びたいらしくて、待ってたんだ。よかったら遊んであげて」

f:id:meto_miu:20191030224357j:plain

そして始まるパーリナイ。

f:id:meto_miu:20191030232216j:plain

f:id:meto_miu:20191030224241j:plain

ぶちまけられる大量のおもちゃ!!

f:id:meto_miu:20191030224200j:plain

フロント前で、かなりの大はしゃぎ。

いいのか?他のお客さんの迷惑にならん?と思いつつも、宿の人が何も言わないので見守っておく。

女の子はフランス語をしゃべってるっぽい。フランスから届いたポストカードを見せてくれたり。

 

f:id:meto_miu:20191106134125j:plain

f:id:meto_miu:20191030233720j:plain

お互い言葉がわからないのに、お互いずーっとゲラゲラ笑ってて子供ってすごい。

いや、この女の子の頭の回転がすごい。

おもちゃで途切れることなくずーーっとあの手この手でモノボケかましてきてくれる。

f:id:meto_miu:20191106133408j:plain

身体能力もすごい。

f:id:meto_miu:20191030224051j:plain

でんぐり返しに

f:id:meto_miu:20191106133350j:plain

対抗。

 

f:id:meto_miu:20191030232416j:plain

ついにはサッカーまで始まってしまい、いつのまにやら23時。

流石に寝かさないと。

娘「いやああ~~!!まだ遊びたいいぃぃ~~!!」

元気すぎやろ…。でもダメです。お風呂入って寝るよ!お片付けして解散!

 

部屋に入った途端

娘「眠すぎる~。おきてられへん~」

 

先に歯磨きして、娘をお風呂で洗って、勝手に服着て先に寝とき!とお風呂から追い出す。

私がお風呂からあがると、もうぐっすり夢の中。

いつもなら寝かしつけしないと寝てくれないんだけど。いっぱい遊んだもんね。

ていうか遊びすぎ。観光殆どしてない!

明日は頼むよ~!!

 

→次の記事 6日目:引き続きイチャン・カラ内探索と、地元っ子の集まる公園

5日目前半:ヌクス→城壁に囲まれた街、ヒヴァのイチャンカラへ

←前の記事:4日目:ヌクス・ムイナク 20世紀最大の環境破壊と、続く小さな環境破壊

 

宿のベッド2台中1台が陥没していた為、娘とくっついて寝る羽目になった昨晩。

疲れがとれていなくて体がだる重~…。

 

朝食は別料金。

前夜、朝食をつけるか迷ってると宿のおかみさんが「朝食何が食べたいかリクエストある?」と聞いてくれたりもして、Booking.comの口コミでは朝食の評価も高かったので、時間があれば食べてみたかったけど

この日は8時半に発つ予定で、娘にあわせてゆっくり食べている時間はなかったし

3ドルとちょっと高いなと感じてお断りした。

 

なので日本から非常食として持ってきていた、賞味期限の長いパンをお部屋でぱぱっと食べ、少し余った時間で宿の庭をお散歩。

 

f:id:meto_miu:20191030233758j:plain

f:id:meto_miu:20191030232350j:plain


ぶどうのトンネルをくぐって(朝食お願いしてたら出たかな?)

 

f:id:meto_miu:20191030232201j:plain

宿の人?が寝てる横を通り過ぎると

 

f:id:meto_miu:20191030233352j:plain

f:id:meto_miu:20191030233707j:plain

f:id:meto_miu:20191030233824j:plain

鳥がいっぱいいる~!

 私、おしりがぷりっとした感じの鳥が結構好きなのでもっと見ていたかったんだけど

娘「はやくこれで遊びたい~!」

 

これ。

f:id:meto_miu:20191030232427j:plain

 

f:id:meto_miu:20191101005046j:plain

 

ブランコとシーソー!

日本でなんぼでも遊べるのに、いくらしょぼい感じの遊具でもチャンスがあれば逃さない。

メルはすっとんでいった。

 

安くて庭に動物がいて遊具もあってと、子連れにはなかなか嬉しい宿!

これでベッドのマットレスさえまともならなあ…。

 

ドライバーが少し早めに来たので、荷物を取りに戻りチェックアウト。

おさらいすると、300000スムでOKする代わりにヒヴァへ行く前に

①銀行に寄って両替をする

②ヒヴァ駅に寄り道する

この2つをドライバーと約束している。

 

6年前ヒヴァに行ったときは、周りにATMや銀行は見当たらず

その代わりに公定レートと闇レートに倍近い違いがあったため、闇両替が当たり前だった。

でも今は公定レートが引き上げられ、闇両替に対しても厳しくなっている。

また、ヒヴァの後はさらに田舎のカラジクへ行く予定だったのでヒヴァに着く前にまとまった金額をスムに変えておきたかった。

 

朝から開いている銀行で両替をし、短い滞在だったヌクスを後に。

前日、ヌクスからムイナクへ向かう時にも気になっていたんだけど

f:id:meto_miu:20191030231432j:plain

 郊外に出ると、同じような家がずらーっと。

写真に納まっているのはほんの一部。

車で走っていて、1分ちかく同じ家が並んでいる。

時速60kmだったとしても1kmくらいの距離にこの家ばっかり建ってるってことでしょ?

 

酔っぱらったら自分の家わからなくなりそうやな…。子供とか迷子になりそう。

 

というかどういう人たちが住んでる家なの?なんかの宿舎的な?

いやそもそも遠目から見ただけだし、家じゃないのかも?

ご存じの方いらっしゃったら教えてください!

 

f:id:meto_miu:20191030231416j:plain

 

観覧車も見かけた。

 

ヒヴァまでは車で3時間ちょい。

昨日と同じように娘とゲームしたり、景色見たり、たまにうとうとしたり。

そしてこれも、昨日から思っていたんだけど

このドライバー、ずっと誰かしらと電話している。

ウズベキスタンの人、電話するの好きやな?とはこの旅行とおして思ったことではあるんだけど

この人は特別ずっと電話してる。

長電話してるわけじゃないけど、電話切ってもひっきりなしに電話がかかってくる。

 

奥さん?って聞いたけど、「wife」の単語が通じず

結婚してる相手だよーと身振り手振りで聞くもだめ。

「友達?」って聞くと、「まあそんな感じ」みたいな。ふーん。

 

f:id:meto_miu:20191030231446j:plain

 

ヒヴァ~!

 

ヒヴァ駅寄ってよ!と念押し。

ドライバーは、ヒヴァ駅なんてほんとにあるの?という感じでしぶしぶヒヴァ民の青年にヒヴァ駅の場所を聞いている。

ドライバー、「あ、ほんまにあるんや。ヒヴァ駅。」みたいなリアクション。言うたやん。

 

何故か、青年もタクシーに乗ってきた。

え、わざわざ道案内してくれるのかなと思ったら、ヒヴァ駅にたどり着く前に

特にお金払わず降りて行った。ついでの無賃乗車!

やっぱりがめついのか、そうでもないのか、このドライバーよくわからない。

 

ヒヴァ民のおじいちゃんズにまた道を聞き

ドライバー「ついたぞ!ヒヴァ駅だ!」

 

え、でもホテルって書いてあるけど…。

 

ドライバー「あれ?」

 

もうちょっと走って、ヒヴァ駅到着。

 

 

新しい駅だけど、外観はタシケントとかと同じ感じのコレ。

 

f:id:meto_miu:20191030231523j:plain

f:id:meto_miu:20191030231540j:plain

列車のチケットを持ってるわけではなく、中には入れないんだけど

前に来た時にはなかったし、開業して間もないし、イチャンカラからはちょっと距離あるから後からわざわざは来れないし

なんとなく見に来たかった、それだけ。

 

駅の周りはこんな感じ。

 

f:id:meto_miu:20191030231502j:plain

 

だいたいがホテル。元はどんな感じだったんだろ?大工事があったんだろうな~。

おっちゃんおじいちゃん達の憩いの場になってるみたいで、みんなベンチでのんびりしていた。

 

城壁都市イチャン・カラのメインゲートになるのは西門、オタ・ダルヴァザ。

そこに近づいてきたあたりで

ドライバー「お腹すいたわ~。もう12時だしお腹すいたわ~。長いドライブだったわ~」

と、めっちゃアピールしてくる。

 

いや、別れた後自分で食べて帰りなよ。

 

と思いつつも、現地人一緒ならローカルな店でぼったくられずに食事できるだろうし

そんなに大きい差は出ないかも、と承諾。

娘も「おなかすいた~」と言ってるし。朝パンしか食べてないしね。

 

しかし、ドライバーが進んでいくのはイチャン・カラのチケット売り場の横に

新しくできた(6年前にはなかった)観光客向け~な感じのレストラン。

 

ちょちょ、待って!あっちにチャイハナがあるからそっち行こうよ!と言うも

ドライバー「なんで?近いしここでいいやん」みたいな感じ。

 

くそう人の金だと思って。

 

物価が安いから、まあいいかと思えるけど、そのまあいいかが積み重なって結構な出費になるんだよね。

 

goo.gl

 

今確認すると、評判の悪さ半端ない。笑

 

でもここ、小さいサイズのパックジュースがあるのはよかったな。

グラスで注文できる店もあるけど、1Lのパックでしか売ってくれない店も多くって。

ご飯代よりジュース代の方が高いんじゃ?となることもあった。

 

隣のテーブルに、東アジア系の一人旅のお姉さん。

ドライバー「あれ日本人じゃね?」

 

うーん、そうかもしれないけどあんまりジロジロ見たら失礼だし。

喋らないとわからない、と答えておく。

 

私たちはノン(娘のリクエスト)と、シュビト・オシュというヒヴァ擁するホラズム地方の名物料理を注文。

ノンはすぐ持ってきてくれる。

f:id:meto_miu:20191030224323j:plain

娘「このパンぶつぶつできてるから、かいてあげるねん」

 

私、シュビト・オシュ、これが好きで!!

前回のウズベキスタン旅行で一番美味しかったけど、ヒヴァ滞在も短かったし

1度しか食べるチャンスがなかった。

麺が冷たく冷やされてて、暑い夏のウズベキスタンの気候にピッタリ。

日本で、夏バテしてても素麺なら食べられる…って感じに、暑さにやられていてもスルっと食べられた。

 

シュビトオシュ、ずっと楽しみにしてたんだー!いただきます!

とウキウキで口に運ぶも、あれ、なんか生温かい…。

 

f:id:meto_miu:20191030231555j:plain

ちょっと待って!?と思いつつ一応地球の歩き方を見直してみると、一言も冷たいとは書いていない…。

前に食べたのが特別あたりだっただけ?ここの手抜き?

しかも、緑の麺が見えないくらいヨーグルトをどっぷりかけているので

なんだか食感がもったり…もっちゃり…している…。

 

美味しくないわけではないんだけど、涼し気なかんじはゼロ。

そして、ノンに煮込み料理に、サモサ2つも食べるドライバー。

ここぞとばかりに食ってやろうという意地を感じる。

 

そして

f:id:meto_miu:20191030224153j:plain

娘「味いや…」

 

で、で、出たー!味いや、入りました~!

 

麺は緑だけどお野菜の味しないよ?白いのは、娘の好きなヨーグルトだよ?

もうちょっと食べてみ?

 

娘「でも味いや…」

 

じゃあせめて、上にのってるお野菜とお肉だけでも食べ。それとノンでなんとかなるやろ。

 

??「あの~、すみません。日本の方ですか?」

 

お隣のテーブルのお姉さんが話しかけてきてくれた。

日本人だった。

 

お姉さん「ちょっと間違って頼みすぎちゃって、食べきれないのでよかったら貰っていただけませんか?」

 

確かにお姉さんのテーブル、メイン料理とノンと、アッチュク・チュチュク(トマトときゅうりのサラダ)と、大量のシャシリク(串焼き)が…。

 

どう頑張ったって食べきれなさそうな量なので、有難くご馳走になる。

娘の食事、パンとシュビト・オシュの具少しになるところだったので、とっても助かった。

そして

 

お姉さん「Twitterとかやってらっしゃいます?すみません、一方的に知ってます」

 

わー!

旅行前~旅行中、ちょいちょい呟いていたのを見てくださっていたとのこと。

びっくり!すみませんなんてとんでもない!なんかちょっと照れるけど嬉しい!

 

頂いたシャシリクは挽肉だったので、柔らかく子供にも食べやすい。

私の分まで娘に奪われてしまった。

 

お会計は85000スムくらいだったかな。

高いな~!とその時は思ったんだけど、いや今も思ってるんだけどさ。

 

Googleマップのレビューを見る限り、メニューに固定価格はなくその上高額なサービス料が加算され高級レストラン並みの値段になるらしい。

コーラとジュースも頼んで、ドライバーがアホほど食べて85000スムくらいで済んだってことは、これ観光客だけで同じ量を食べていたら、もっと請求されていたんじゃないかな。

 

うん。ここで食べるのはおすすめしません。

 

f:id:meto_miu:20191030231626j:plain

 

イチャン・カラに入るためのチケット売り場。

な、なんかすごい近代化している…。

 

もうちょっと雰囲気大事にしてほしい。

 

f:id:meto_miu:20191030231641j:plain

ATMも出来てたわ。

門を入ってすぐのところにもATMあった。両替寄らなくてもよかったかな。

 

イチャン・カラは意外と、歩き方の情報から値上げしていなかった。

城壁内にはいるだけなら5万スム。

内部の施設入場もセットになっているのが10万スム。

ジュマ・モスク・ミナレットや、クフナ・アルクの見張り台に登りたいなら15万スム。

 

ミナレットには19歳以上しか登れないので、10万スムのチケットを購入。

子供は大人の半額。

娘はチケット必要か聞くと、「赤ちゃんはチケット要らないよ」。

もう4歳だけど…。よかったのかしら。

 

ちなみに。無料で入ることは推奨しないけど、北門と南門はまだチケット確認する設備になっておらず普通に出入りできる。

西門と東門も、夜はなぜかチケット見せなくてOKだった。

 

さあ!チケットも買ったしイチャン・カラに入るぞ!

f:id:meto_miu:20191101224543j:plain

サマルカンド、ブハラ、ヒヴァの中でヒヴァが一番好きな私にとっては早くも旅のハイライトな気分。

さ、いこいこ!こっちこっち!

 

娘「おかあさん!見て!おうま!」

 

そ、そうだねお馬だね…。乗らないよ?早く入ろ?

娘「いや!おうま見たい!!」

馬をじーっと見つめる娘。

よそ見しだして、飽きてきたかな?と思い、そろそろ行こう?と促すも

娘「おうまさん、ずーっと見てたい」

f:id:meto_miu:20191101224801j:plain

 

そしてついに!

 

f:id:meto_miu:20191030231707j:plain

 

粘り勝ち。

あんまり長いことずーっと見てるから、馬車の人?が馬を撫でさせてくれ

f:id:meto_miu:20191030232300j:plain

御者席に座らせてくれ

f:id:meto_miu:20191030232326j:plain

さらにこっちにも乗らせてくれた!

わあ~!!よかったやん!お兄さんありがとう!娘、プリンセスみたいやで!

さぞかし嬉しかろうと思ったら

 

娘「お馬さんのせなかにのりたかった~」

 

わがままを言うんじゃあない。というか危ないから無理だよ。

さあさあ!さあ!!馬車にも乗ったし!もうええやろ!中入ろ!

 

娘「おもちゃほしい~!!!」

f:id:meto_miu:20191030231723j:plain

くそー!!!!

観光地の入り口で、子供を狙って待ち構えてるやつ!!!

しかもmade in china丸出しのちゃちなおもちゃばっかり。わざわざこんなとこで買いたくない~!!

 

娘「ほしい~~!!!」

別に、特別これがほしい!ってのないんでしょ?やめときよ。

娘「ある!」

どれよ!言うてみいよ!

娘「すごくほしいのがいっぱいありすぎて決められないの!」

そうきたか…。

 

最終的に、荷物にならない小さいおもちゃで、値段を聞いてお母さんが高すぎると思ったら買わないという条件で合意。

 

化粧が濃くて背の低いリカちゃん的な人形に決めた娘。

メルがいるのに…。

 

おいくら?

 

店のお姉さん「ファイブ」

 

ご、ご、5ドル!?え、5ドルかな!?

いやでも、100円ショップでさえ3体はセットになっててくれないと高いと思えるチープさよ!?

 

私の焦りを読み取って、お姉さん「5000スムやで?」

 

60円くらい。

正直、それでも安いとは思えない作りの人形なんだけど、観光地前にデデンと構えて外国人に売りつけてる割には、まだ良心的な価格設定かもしれない…。

 

人形買って娘の機嫌も絶好調。やっとこさイチャン・カラに入場!

f:id:meto_miu:20191030232407j:plain

f:id:meto_miu:20191102042045j:plain

念願の再訪。やっぱり好き。

 

荷物が重いので、とりあえず宿に直行。

宿は西門と北門の間にある、メロスB&B。

goo.gl

 

前回もここに泊まった気がするんだけど、内装がかなり変わってて確信が持てない。

靴を脱いで上がるタイプの宿!それだけでポイント高い!

ヌクスで泊まったニカも土足厳禁宿だったな。

f:id:meto_miu:20191030224134j:plain

部屋はこんなかんじ。スザニがかわいい!天井もかわいい!

娘はふしぎなおどりをおどっている。

 

インサイドバスルームで、二人で1泊2700円くらい。

 

f:id:meto_miu:20191102041838j:plain

f:id:meto_miu:20191102042225j:plain

共有スペースもかわいい。

ああ~。スザニいっぱい飾れる広い家に住みたいな~。夢のまた夢。

f:id:meto_miu:20191102041947j:plain

受付にはお魚もいるよ。

 

荷物を置いて、壁内調査に出発だ!

 

娘「おかあさん!おうちごっこ(おままごと)しよ!」

えっ…。お出かけしようよ。

娘「じゃあようちえんごっこは?」

 

そういう問題ではない。

f:id:meto_miu:20191102040840j:plain

娘「そうだ!この子のなまえはー、レミンちゃんにしよーっと!」

 

ほんものとの差がすごい。↓


娘「おにんぎょうであそびたい~」

おかあさんはお外行きたい~。

 

よしわかった!じゃあ、お外で、きれいな景色を見ながらお人形で遊ぼう!

娘「え~。いややけどいいよ。」

うむありがとう。

 

まともに観光できるのか不安だけどとりあえず出発!

後半へ続く。

 

4日目:ヌクス・ムイナク 20世紀最大の環境破壊と、続く小さな環境破壊

←前の記事 3.5日目:キャラの濃いおばちゃんと行く夜行列車の旅

 

ウズベキスタン西部にある自治共和国カラカルパクスタンの首都ヌクス。

こちらの方はとにかく暑いと聞いていて、戦々恐々としていたのだけど…

やったーー!!涼しいぞ!!!

 

お昼近い割りに涼しくかなり快適。ちょっと曇ってはいるけどね。

これは嬉しい誤算!

灼熱のタシケントからスチームサウナの夜行列車を経て、ようやく一息つける!

 

列車のホームと外を隔てる門のところには、乗客のお出迎えやタクシードライバーでひしめき合っている。

 

タシケントで大いに助けられたタクシー配車アプリyandexは、2019年8月の時点ではタシケント以外の都市は未対応。

地球の歩き方2019~2020には、駅から市内中心部まで約3km、タクシーは初乗り3㎞で5000スムと書かれていた。

私たちが泊まる宿は、中心部より少し手前の割と新しい宿。

ガソリン代も上がっていると聞いていたし、現地人と同じ金額で乗せろ!とまでは思わないのでまあ10000スム以内で乗せてって欲しいところ。

 

門を出た瞬間、英語をちょっぴりだけ話すタクシードライバーに捕まる。

 

ドライバー「タクシー?ホテル?」

 

そう。ホテルニカ。知ってる?

 

「ニカね。知ってる知ってる。着いてきな。」

 

ホントに知ってる?

 

「知ってるよ。町のこう…(ジェスチャーで)こっちのほう」

 

あ、ちゃんとわかってそう。いくら?

 

「30000スム」

 

エーーーーッッックスペンシブやな!!!いらんわ!!

立ち去ろうとするも、いくらなら乗る?とお決まりの文句。

10000スムと伝えると「OK、ついてこい」。

 

えー。あっさり。もっと粘るかと思った。ぼったくってくる奴の車には乗りたくないんやけどな。

5000スムって言えばよかったか。

まあいいや。なんせ列車が大幅に遅れて時間がない。

できれば今日、船の墓場のあるムイナクに行ってしまいたい。観光時間抜いても往復5時間くらい。

サヴィツキー美術館にも寄りたいし、とにかく時間がないのだ。

どうせ宿までの短い付き合い。さっさと決めていこう。

 

車中、国籍やらこの子のパパは?などのお決まりの会話の後

ドライバー「ムイナクに行くのか?400000スムでどうだ?」

営業きました。

駅でのやりとりから、私はこいつを完っ全に信用していなかったので当然お断りだ。

 

宿に着く直前、再度「ムイナク行かない?」と営業をかけてくるドライバー。

荷物の整理したり着替えたりしたいから時間かかるし、と断ると、外で待ってるから、300000スムでどうだ?と。

ほう。

 

だったら時間の節約にもなるし、多少高くてもいいか。

 

実は私、ムイナクまでの相場について大きな勘違いをしていたのだが、この時点では気づいていなかった。

 

最終的に

・宿でのチェックインや着替えの間外で待っておくこと

・サヴィツキー美術館とムイナクの歴史博物館にも連れていくこと

・水を買える商店に寄ること

・昼食を取りたいのでその時間も待っていること

以上を条件に350000スムで話がまとまった。

 

ヌクスでの宿はこちら。

娘と2人で2171円。

はじめはJipek Joli Innの、屋内にあるユルタに泊まろうと思っていたんだけど

ネットからは予約できないのか、見つからず。

通常の部屋は予算オーバーで、こちらの宿に。

 

宿のおばちゃんは、英語が話せないけど常に翻訳機代わりのスマホを片手に

「何か困ったことは?」「他にわからないことはないか?」と積極的に聞いてくれるので、言葉が通じず困ることはないと思う。

f:id:meto_miu:20191017135407j:plain

たぶん食堂?パスポートコピーしてる間待たされた部屋。

なかなかよいかんじ。

 

さあ、大急ぎで荷物を整理して、夜行列車で汗だくになった服を着替えて出発!

もうお昼はとっくに過ぎてるし、まずは昼食だ!と意気込むも

ドライバー「昼食はムイナクで魚を食べるのがいいよ。絶対その方がいい」とかなり強くすすめてくる。

 

いや、ここらの人は、新鮮な魚はムイナクでしか食べられない!みたいな感じかもしれないけどさ。

日本人、魚、日常食やねんか。お昼ご飯を夕方にずらしてまで魚じゃなくてもいいんだけど。

お腹空いたし早く食べたいと訴えるも「絶対ムイナクで魚を食べるべきだ」とドライバー譲らず。

 

いやあんた、それ自分が食べたいだけとちゃうの?

 

まあ、まあいいわ。魚を食べないことに強いこだわりがあるわけじゃないし。

娘には繋ぎにビスケットでも食べさせとくわ。

という事で、寄ってもらった商店で、ガス入り水1.5Lとガスなし水1.5Lと、量り売りのビスケットを購入。

水は1本2500スム。観光地よりはかなり安いけど、スーパーマーケットだともうちょい安いのかな。

 

f:id:meto_miu:20191017135443j:plain

まずはサヴィツキー美術館に。

f:id:meto_miu:20191023024047j:plain

ここから周囲を見渡すと、子供用の遊具が見えたので、必死に娘の気を逸らし視界に入れないようにする。

 

サヴィツキー美術館、歩き方には25000スムと書かれていたんだけど、なんと48000スムへ値上がり…!

受付「メインビルディングだけなら48000スムだけど、2ビルディング見るなら7✖✖✖✖スム(細かい数字は忘れた)よ」

 

え。たっか。

 

ぼったくられてるのかなと思ったけど、壁に「2019年料金表」みたいな

政府か自治体だかの発行っぽい紙が貼られてて、確かにそこにはそう書いてある…。

 

あまり時間もないし、メインの建物だけのチケットで。

荷物を預け入場。4歳娘は無料。

歩き方に写真は120000スム、ビデオ撮影は350000スムとおめめが飛び出るお値段が書かれていたので、初めから撮るつもりはなく

現在の値段も聞かなかったけど、おそらくこれも値上げされてるんだろな。

 

娘は退屈するだろうしと、ドライバーには短めの時間を伝えていたんだけど

ボタンを押すとランプが点いてアラル海の縮小具合がわかる展示を

娘「もっかいボタン押すやついこ!」「もっかい!」と繰り返し遊んだり

昔の女性がつけていた装飾品を「これウズベキスタンのプリンセスがつけてたやつちゃう!?」と興奮したり

展示されていたユルタについて説明すると興味津々で聞いてくれたり、意外と楽しんでくれたみたい。

 

特に、これから行く船の墓場、アラル海の環境破壊について理解を深めてくれたことはよかった。

 

ただ、48000スムの価値があるかと言えば…。

じっくり見る時間があって、美術品に興味があればいいと思うんだけど

そうでなければちょっとお高く感じるかな~。

 

展示は変わるみたいなので、タイミングにもよるのかもしれない。

 

さて、ここからムイナクまで約2時間半。

車酔いしやすい娘のことが心配だったんだけど

f:id:meto_miu:20191017135346j:plain

超~元気。

シートベルトがないのが娘的には楽みたいで、全然酔わず。

寝てくれれば…私も…寝れるんだけど…。

 

しりとりしたり、いっせーのーで!であがる親指の合計を予想するゲームをしたり。

ポケモン見たり。

 

f:id:meto_miu:20191022221413j:plain

今後も何度か遭遇する、牛待ち。

 

f:id:meto_miu:20191022215227j:plain

ドライバー「アムダリヤ!!」

ドライバー「これもアムダリヤ!!」

こっちの人はアムダリヤ川にめちゃ思い入れがあるのかな。

アムダリヤの近くを通るたびに「アムダリヤ!」って教えてくれるドライバー。

最終的に川を見つけるたびにこっちが先に「アムダリヤ!」言うてやることにした。

だから何だということはない。

 

f:id:meto_miu:20191022215248j:plain

ムイナク~!

 

f:id:meto_miu:20191022215342j:plain

f:id:meto_miu:20191022215358j:plain

ムイナクの町、やたらと工事中。車窓からちょっとしか撮れなかったけど

あっちもこっちもほぼ工事中。

 

他の町でも古くからあるバザールや建物が壊されて行ってるし、ムイナクも?

 

それとも観光客誘致の為に大改造中?と思ったのは、船の墓場に降りる階段の横にも新しい建物を建築中だったから。

もしかしてチケット売り場作ってて、そのうち船の墓場への入場も有料になるのかな~なーんて。

f:id:meto_miu:20191022231055j:plain

車停めてすぐの階段を下りれば、船の墓場!

f:id:meto_miu:20191022225610j:plain

風が強い!!

f:id:meto_miu:20191022215632j:plain

娘「おかあさんーー!!おめめにお砂はいる!」

 

背中や!風に背中を向けるんや!!

 

娘「かぜいまどっち?」

 

あっち。

 

何時間もかけてこんな、4歳児が楽しめなさそうな場所に連れてきて!!

ひどい親や!とお思いでしょう。まあひどい親なんですけど。

 

でも実はここ、意外と娘も楽しみにしてた場所で。

 

娘「きゃはーーー!ほんまや!!貝めっちゃ落ちてる!!!」

 

娘、大興奮!!

 

一心不乱に貝殻拾い。

f:id:meto_miu:20191022215614j:plain

f:id:meto_miu:20191017135338j:plain

おーい!次あっちに行こう!

 

娘「まだ拾うからまってー!」

 

あっちにもいっぱいあるって!

 

娘「じゃあおかあさん行ってていいよ」

 

f:id:meto_miu:20191022232443j:plain

あっそ…。

 

普段私にべったりでちょっとも離れたくない娘が…!!

貝殻拾いの魅力おそるべし。貝殻>母。

 

20世紀最大の環境破壊なんて言われてるアラル海、干上がった場所に船を運んできてできた船の墓場だけども

(もし干上がったあらましなどご存じなければ、ア詳しくはwikipediaとかごらんください)

ja.wikipedia.org

 

ここへ来て何に一番衝撃を受けたかって。

 

20世紀最大の環境破壊が引き起こしたこの光景を見てもなお。

環境破壊が起こったまさにその場に、ごみを平気でポイ捨てしていく人がいることに衝撃を受けたよね。

 

f:id:meto_miu:20191022215510j:plain

 船の中にぽいぽい。

 

なんか悲しゅうて、あんまりゴミゴミしい写真は撮らなかったんだけど…

外にも中にも、ペットボトルとかお菓子の袋とか、明らかに昔からそこにあったものではないゴミがたくさん落ちてた。

 

ここで、それをできる神経がわからん。

なーんも感じんのか。

 

f:id:meto_miu:20191022215553j:plain

f:id:meto_miu:20191022215446j:plain

 

梯子がついてて登れるようになってる船もあった。

f:id:meto_miu:20191022215049j:plain

ひとりタイタニック的なことしてるひと。

f:id:meto_miu:20191022215133j:plain


スケジュール的にも娘の体力的にもきついかな、と最後まで迷っていたんだけど

結果娘も楽しんでいたし、来れてよかった。前回は日程が足りず来れなかった場所だったので。

娘も、何か感じるところがあったらしくしばらくは

「はやくお水がもどってくるといいね」「お水だしっぱなしにしたらウズベキスタンの海みたいになっちゃうからあかんねんで」とそんな発言も多かった。

一度無くなってしまったお水は、もう戻ってこないかもしれないし

戻ってきたとしても、何百年何千年単位でかかることなんだよ。

 

ここにゴミポイ捨てしたやつ!!4歳児以下やぞ!!

f:id:meto_miu:20191022215736j:plain

そろそろ帰るよー。

 

娘「いや。もっとひろう」

f:id:meto_miu:20191022231048j:plain

娘「おくつおちてるよ」

それは触ったらあかんやつやで。展示物のようなもんや。

 

 娘は途中でビスケットを補給したからいいものの、私は昼食抜きでお腹ぺこぺこ。

まだまだ貝殻拾いしたい娘を何とか説得し、船の墓場を後にする。

 

f:id:meto_miu:20191017135316j:plain

ドライバーと娘とモニュメント。風がめちゃ強い。

 

タクシーに乗り込んでから、はたと気づく。

 

この貝、持って帰ってええんかな…?

たしか日本への持ち込み的には、洗って砂を落とせばOK。

船の墓場的にはどうなんだろ?

ドライバーに聞いてみる。これ、持ってって大丈夫?

 

ドライバー「おっけーおっけー」

 

ほんまかいな。じゃあまあお言葉に甘えて…。

もしここで没収したら、娘号泣必至…。

 

f:id:meto_miu:20191022214648j:plain

16時に食べるランチはここ。

 

goo.gl

google map にアップされている画像が謎すぎる。

 

ドライバー「俺も食べていい?」

 

出た。つまりご馳走してってことよ。

まあこの時は、ウズベキスタンの物価の安さもあり、お昼前から一緒にいて空腹なのもわかってるし、そう拒否感なかったのでOKしたんだけど。

 

でもこれさ、よっぽど嫌な思いした相手とかじゃない限り、断れなくない?

私断るよ!って方いたらどうすればスマートに拒否れるのか教えてください。

 

店に入り、ドライバーと店員さんが何やら話している。

若干揉め…いや揉めてるってほどじゃないけど。

ドライバーがあからさまに落胆している。

 

ドライバー「魚今日はないんだって…」

 

ないんかい!!

夕方にまで昼食引き延ばした意味!!

 

ドライバー「はあ…」

 

やっぱ自分が魚食べたかっただけやろ。

 

ラグマンとかショールヴァとか、なんか煮込み料理っぽいのとか、定番メニューは大体10000スムくらいで高くない。

 

娘「パンとちゅるちゅる(麺)がいい」

 

とのことで、ラグマンをチョイス。ノンあるから、私、麺類は嫌やねんけど…。

ダブル炭水化物なるやん。大阪人がみんなお好み焼きとご飯食べると思うなよ。

私の周りにはそんな大阪人誰もおらんぞ。

 

あ、でも昔、鹿児島から出てきた知人は、お好み焼きと焼きそばと白ごはん一緒に食べてたな…。トリプル炭水化物。

 

たくさん頼んでも食べきれないので、ノンとラグマンとシシャリクを娘とシェア。

 

f:id:meto_miu:20191017135323j:plain

ラグマンは口にあったみたいで、よく食べてくれた。

私も美味しかったと思うんだけど、何せ夜行列車内でおばちゃんに恵んでもらったノンぶりのご飯だから…。

空腹が最高の調味料として活躍してくれただけかもしれない。

 

昼食?も済んで、次はムイナク歴史博物館に。

ここではサヴィツキー美術館以上の値上げ幅。

5000スムから20000スムに。

なんと4倍。まあ元が安いからいいけどね。

受付のお姉さんに、ガイドブックには5000スムって書いてあるんだよーって言うと

「5000!?ありえない!」ってなリアクション。歩き方めえ。

 

ここは撮影料無料なので、遠慮なく撮るぞー!

f:id:meto_miu:20191023023235j:plain

f:id:meto_miu:20191023025614j:plain

f:id:meto_miu:20191023025752j:plain

写真や絵の展示も。

海や魚、漁をしている絵ばかり。昔はこれだけ豊かに水があったということを実感させられる。

干上がった姿である船の墓場を見た後だと余計に物悲しい。

 

f:id:meto_miu:20191023024907j:plain

剥製を警戒する娘。

 

娘「なんでぜんぜん動かへんの?」

 

あ、ほんものやと思ってる?

 

娘「にせものなん?」

 

うーん、死んでるけど本物だよ。標本って言って、本物が死んだあと、腐らないようにしてあるの。

 

娘「なーんや。がぶっ!てされたらどうしようかと思っちゃった」

 

f:id:meto_miu:20191017135400j:plain

娘「これも死んでるけどほんもののお魚?」

 

そうやで。

 

f:id:meto_miu:20191023023028j:plain

娘「死んでるけどほんものの鳥」

f:id:meto_miu:20191023023007j:plain

娘「死んでるけどほんものの魚と…にんげん…?」

 

 

博物館を見た後はまた長い道のりを戻って、ヌクスの宿に着いた頃にはもう20時近く。

明日は朝からヒヴァへ移動。ドライバーから営業をかけられ、ヒヴァまでの車もお願いすることに。

ドライバー「300000スム」

高いよ。

ドライバー「だって200km行って、また俺帰ってくるねんで。6時間くらいかかるねんで。」

帰りに違う客捕まえて帰ってこられへんの?

ドライバー「ごにょごにょごにょ」

うーん、じゃあその代わり、銀行か両替所に寄って、後ヒヴァ駅も見てみたいからヒヴァ駅にも寄って300000スムならいいよ。

ドライバー「ヒヴァ駅なんてないよ」

去年できたんだよ。

ドライバー「ないよ」

あるって。

ドライバー「ないよ」

あるって!知らないなら道調べといて!

 

そしてやっと宿でひと段落。

 

お昼ご飯が遅すぎたので、私は全くお腹空いてない。

娘はちょっとお腹空いたというので、飛行機で貰った丸いパンに

これまた飛行機で貰ったジャムをつけて食べてもらう。

 

夜行列車に17時間くらい乗せられて、その後すぐタクシーで片道2時間半。

さぞかし疲れたやろう、ごめんなあと思っていたら

f:id:meto_miu:20191017135427j:plain

唐突に始まったかき氷屋さんごっこ21時過ぎ。

娘「かき氷やさんでーす!メロンソーダとブルーハワイといちごみるくとチーズ味がありまーす!しゃかしゃかしゃかしゃかー!!」

 

元気すぎてついていけない。

 

娘「なにあじにしますか!?」

 

じゃ、じゃあチーズで…。

 

 

ちなみに部屋はこんな感じ。

f:id:meto_miu:20191017135435j:plain

f:id:meto_miu:20191017135330j:plain

写真撮るから退いて!と言ったのだけど、居座って変顔をし続ける娘。

 

シャワーとトイレは共同だけど、セパレートだし清潔だし快適。

f:id:meto_miu:20191022231129j:plain

共同のキッチンもきれいだしウォーターサーバーもあるし、乾燥機能はないけど洗濯機も使ってオッケー。

そんなに宿の選択肢がないヌクス、この金額でこの設備なら大当たりじゃん!

と、思ってたんだけどな~。

 

f:id:meto_miu:20191023032543j:plain

写真じゃ伝わりづらいんだけど。

ベッド2台中1台がめちゃくちゃ凹んでる。

いやえぐれてる。

上にもどって、娘の変顔部屋写真を見てもらった方がよくわかるかもしれない。

 

確かに、宿のレビューでもあったんだよね。

絶賛するレビューの中にきらりと光る「マットレスがひどすぎる」との訴えが。

 

それを書いている人はごくごく一部、ってことは

えぐれマットもごくごく一部、もしかしたら宿の中で1台だけなのかもしれない。

でもその1台に当たっちゃったんだよなー。

 

これ、娘が座ってるだけだからこの程度で済むけど

大人が寝ころんだら、めちゃくちゃきつい。か、体が…吸い込まれてゆく…・

まあまあどこでも寝れることが自慢の私でさえ、これはちょっと無理。

これからは、平らなところならまあまあどこでも寝れると自称します。

 

仕方ないので1台のベッドで2人で寝ました。

うーん、夜行列車の寝台の方が広いかもしれん…。

 

娘を寝かしつけて、ヒヴァの予習をしておこうと歩き方を開く。

…ん?んん?

 

ヌクスからムイナクまで、シェアタクシー1台400000~600000スムって書いてある。

私、美術館やらごはんの時間やらいろいろ注文つけて、350000スムで行ってもらったけど。最初の言い値もオプションなしで400000スムやったけど。

 

えー!じゃあドライバー、めっちゃ適正価格、なんなら安めに言ってたってこと!?

そこからかなり値引かせたってこと!?

今の今まで、高めに払ってると思ってたわ。

 

うーん、商売が下手すぎる。

初めに駅から中心部までを適正価格にして信用させておいて、長距離の大仕事を高めにとった方が儲かるやんか。

短距離の微々たる額をぼったくろうとして信用を失って、その後適正価格以下に下げられたら損やんか!!

 

8時間近く拘束されて、ガソリン代込みで350000スムじゃ、ご飯くらいおごってくれとも言いたくなるかもね。

 

でも最初に信用を失うようなことしたおっちゃんも悪いと思うわ…。

 

明日は朝8時半にヒヴァに向かって出発だ。5日目に続くよ。

 

 →次の記事 5日目前半:ヌクス→城壁に囲まれた街、ヒヴァのイチャン・カラへ