子連れでも行けるウズベキスタン!

2019年8月、4歳の娘と行ったウズベキスタン18日間の2人旅の記録。薄れていく記憶をとどめておく備忘録として。各地の遊園地や公園、プールなど子連れ旅行者に役立つ情報を残して行きたい。

3.5日目:キャラの濃いおばちゃんとゆく、夜行列車の旅

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激うまサンドイッチの食べかけを携え、いざ夜行列車へ!

 

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この距離を列車で一気に移動。

 

ホームで待っている間も、18時前でもまだまだ暑く

サンドイッチ齧りながら早く電車来ないかなーなんて呑気に言っていたんだけれども。

 

電車の中!!あっつ!!!

窓も開けず炎天下の中で蒸し焼かれ続けた車内は、まさにサウナ状態。

 

暑い、暑すぎる。座っているだけで汗が出る。

 

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娘「あづーーーーーい~~~」

暑くても元気な娘ですらこの通り。

 

寝台車、座面が蓋になっていて、蓋を上げると荷物入れになる。

前回乗った時知って、次に乗ったら使おうと思ってたんだよね~。

 

うきうきとバックパックを詰め込もうとするんだけど

蓋、べらぼうに重い。両手でも支えるのが困難。ではどの手でバックパックを入れればいいというのか。

 

あの、車を持ち上げる器具的なやつが欲しい。ジャッキだっけ?ジャッキーーー!!!

カンフースターに助けを求めるみたいになってしまった。

 

必死の形相の私を見て「お母さんがピンチ!!ここはわたしが!」みたいな感じで娘が手を出してくる。

 

「娘!!!危ないから!!危ないからのいて!!手伝わんでいいから!!ええから!!」と余裕なく叫び散らしながらどうにか体で蓋を支えつつバックパックを引きずり入れ、そーっと閉める余力なんてないので重力に従いばったーん!!!!と閉まる蓋。

 

娘「おかあさん、音うるさいんですけど?」

 

ごめんなさい。

 

そしてさらに汗だくに。

昼間、水シャワーとはいえ、ウォーターパークで遊んだ後浴びれてよかったかも。

というかよく考えたら、別にバックパック無理して入れる必要全くなかったな…。

 

同じコンパートメントのメンバーは

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おばちゃんと

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お兄さん。

 

お兄さんの方は英語が喋れるので意思の疎通が可能。

おばちゃんとは、まあ雰囲気で。

 

おばちゃんが「はぁ。暑い。暑いわあ。はあぁあ。もう、暑いわあぁぁ」って感じだったので扇風機を貸してあげたら、いたく気に入ったようで大喜び。

 

お兄さんも興味津々だったので、もうひとつの首掛けの方を貸してあげる。

 

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暇があるとしおりを読んで勉強してくれる娘!作ったかいがあったわー!

 

娘「ありがとうは、らふまと。こんにちはは、さろーむ。」

 

簡単なウズベク語も覚えられるようにいくつか書いといたの。

 

 

しばらくすると、一人一本ペットボトルの水とシーツ類が運ばれてくる。

左上の小さいほうのペットボトル。

 テーブルの上にはお茶のティーバッグとお砂糖。

 

おばちゃんに言われて、お兄さんがおばちゃん持参のヤカンにお湯(車内にお湯を入れれる場所がある)を入れに行ったり重い荷物を出し入れしたり、甲斐甲斐しく世話を焼いて、すごく親しげに話しをしている。

 

お兄さんに「親子なの?」と聞くと大爆笑。

あ、違うのか。

「??」となっているおばちゃんに、現地語で「ママと子供なのかって!」とお兄さん。

おばちゃんも大爆笑。

 

だってすごく距離が近くて、遠慮がない感じだからさ。

 

ウズベキスタンの人はお年寄りを大事にするっていうし、こんなもんなのかな?なんて思ってた。まだこの時は…。

 

お湯入れるところはたぶんこれ。

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おばちゃんに、どこで降りるの?サマルカンド?ブハラ?ウルゲンチ?と行き先を聞かれたので、ヌクスに行くと伝えると

 

おばちゃん「ヌクス!?なんでヌクス??ヌクス??なんで?」

 

って感じのリアクション。

 

私「ヌクスからムイナク行って、(ガイドブックを見せ)船の墓場に行くよ」

 

おばちゃん「ムイナクならクングラードから行けばいいじゃない!みんなクングラードから行くわよ!」(ジェスチャーなどから推測した意訳)

 

ほう。

 

確かにね、船の墓場に今回行くかどうか、娘にはハードじゃないか?と迷ってるときに

地図を見て、クングラードからムイナクの方が車に乗ってる時間短くて楽じゃない?とは思ったんだよね。

 

でもガイドブックやネットの情報を見ると、みんなヌクスから行ってるし

クングラードの雰囲気や治安、すぐにムイナクに連れて行ってくれるタクシーが捕まるかどうかとか、情報が全く見つからなかったので、子連れだし安全確実な道を選びたいってことでヌクスから行くことにした。

 

でもそうか。やっぱ現地の人はクングラードから行くのか。

 

もし今後ムイナクに行かれる方、夜行列車でクングラードまで行き、そこからタクシーなりシェアタク(あるよね?きっと)なりで移動するルートを試してみてください。

 

さて、ベッドメイクしときましょうか。

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おばちゃんは、独占した扇風機を風圧最大にして早々におねんね。

お兄さんも2段ベッドの上へ。

 

多分おばちゃん、扇風機から無限に風が出ると思ってるわ笑。

 

 

「これめっちゃいいわ~。もーらった!だめ?持って帰っていい?だめ?」みたいなこと(ジェスチャーから推測)何回も言ってた。

 

悪いけど、まだまだ旅行序盤だしあげられないよ。

ヌクスやヒヴァなんて、タシケントよりきっとずっと暑いだろうし。

 

寝入ったころ、こっそり回収して充電しておこう。

 

娘はまだまだ元気なので、メルちゃん交えて、おうちごっこ(おままごと)したり

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揺れる中どっちがきれいに夕焼けの写真撮れるかの勝負をしたり。

しおりに書いたウズベク語を覚えられるようにクイズしたり。

 

そろそろ寝ない?

 

娘「じゃあメルのベッドはここね」

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は、挟まっている…。

 

本当は、寝台の下段を2つ確保できたらベストだったけどウズベキスタン鉄道のサイトから2席取るには連番しかなく、上段と下段に。

2回に分けて購入すれば連番でなくともとれるけど、面倒なのと

偶数奇数どちらが下段かわからないので…。

2人とも上段になると困るし、上下段セットで妥協した。

 

はじめは

娘「わたしひとりでも寝れるで。お母さん上で寝ていいで!」

と言っていたけど、案の定

娘「やっぱり一緒にねよ」

 

はいはい、わかってた。

 

 

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下段でこんな感じで就寝。

娘はかなり小柄だし、私もダックスフンドも2度見する短足なので、1寝台に2人でも結構余裕。ダックスフンドくらいならもう1匹入る程度の余裕まである。

 

今これ書きながら、ダックスフンドやっけ?ダックスフントやっけ?と思いつつ

とりあえずダックスフンドって書いたけど、調べたら英語読みとドイツ語読みの違いなんだって。へえ。知ってた?

またひとつ賢くなってしまった。サンキューGoogle

 

バザール行ってプール行って、とかなり疲れていたので私も娘もぐっすり。

乗り物の揺れで眠くなるタイプなので、いい具合に気持ちよく寝てたんだけど、真夜中突然叩き起こされる。

 

すわ何事!!??!?! と飛び起きると

 

車掌さん?が覗き込んで私の方を指さしてなんやらかんやら必死に言っている。

え?何々?切符拝見?でも切符はもう渡したで。

私なんかした?

 

寝ぼけてて頭働いてないし、ただただキョドキョドする私に、ちょうど上段から降りてきていた同コンパートメントのお兄さん(今思うと、下車準備で荷物まとめて通路に出てた)が英語で

 

お兄さん「電話、危ないからポケットに入れておけって」

 

え??

 

あー!!はいはいはい。え!それだけか!めちゃ親切やな!

 

スマホ、無防備に放りっぱなしてたわけではなく、サブバッグの中に入れたバッテリーとは充電ケーブルで、さらに腰につけたウエストポーチとはカラビナ的なやつで繋いだ上で

更にポケットに入れていたんだけど、寝てる間にポケットから出てベッドの上に飛び出てたみたい。

 

盗難にあったりしないようにわざわざ起こして注意してくれたみたい。

わーお親切!ありがとう。でもめっちゃびっくりしたわ。でも眠いからお礼言って即寝。

 

BeelineのSIMは、町に近づくとまた繋がるようになって、離れるとしばらく繋がらなくなって、の繰り返し。

 

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次にたまたま目が覚めた時に停車していたナヴォイ駅。なんとなく撮影。

 

ふとおばちゃんの方を見ると、しきりに足をさすっている。

目が合った瞬間、ちょいちょいと手招きするおばちゃん。

 

ん?なんや?と思ったら

 

おばちゃん「はぁ~。足痛いわ~。足がつらいわ~。ちょっと揉んでくれんかしらね~」(雰囲気とジェスチャーからの意訳)

 

まじか。笑

 

寝台のコンパートメントで一緒になっただけの、初対面の外国人に足揉ませるんや!!笑

 

とか思いつつも、別にそれ自体は構わないので

いいよ~。足かして~。と足をこちら側の寝台にかけてもらい、相手の様子を見つつ揉む!さする!押す!タオルを間に挟んで、指を滑らせる!足裏までやったったわ!

 

ちょっと疲れて来たなというころに

 

おばちゃん「はぁ~。ありがとう。楽になったわ~。ありがとう~」(意訳)

 

といいつつ、反対側の足も自分でさすっていたので

乗りかかった船や!もう反対側もやったるわ!と、ジェスチャーでそっちの足も出し!と申し出る。

 

おばちゃん「え、いいよいいよ?え?そう?じゃあやってもらおうかしら」(意訳)

 

と、断るつもりないけど一応1回は遠慮した姿勢を見せておくみたいなリアクション。

もう片足も揉み解し、疲れたのでおしまーい!して、それぞれ再度就寝。

 

多分その後はおばちゃんもぐっすり寝れてたみたい。多分ね。

異国で初対面のおばちゃんの足をマッサージするとは、まさか思ってなかったわ。

 

そして朝。

 

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ここはどこ…?みたいな顔してる娘。

 

朝ごはんは、どうせ何かしら売りに来るだろうとタカをくくって特に何も買わずに来た。

一応日本から、1か月くらい長持ちする菓子パン的なのを2つ非常食に持ってきているので、いざとなったらそれを食べようかと。

 

と思っていたら、おばちゃんが

ビニール袋に無造作に入れられたノンを取り出し、おすそ分けしてくれた。

 

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わー!おばちゃんありがとう!

ヒヴァのノンみたいな、薄いノン。でももうちょっとずっしりしてる感じ。

どこのやつだろ?聞けばよかったな。

 

正直、まあまあ乾燥して硬くなっていて、おばちゃんもお茶に浸しながら食べている。

お茶も飲め飲めとすすめてくれて、私も頂いた。

 

娘「おいし~!もっと食べたい!もっと!」

 

この人、パン的なものなら何でも美味しいんやな…。何度もお替り要求して、もりもり食べていた。

 

それにしても、おばちゃん、このかなり大きくて重量のあるノンを

5枚以上(多分6~7枚)袋に入れて持ち歩いていたんだけど…。

頂いといてアレだけど、そんなに、いる?おばちゃん一人で。

これ運ぶのだけでも大変やろ…。

 

保存状態的に、お土産に買ったばかりって感じではなかったし。謎だわ。

常に食べ物が確保されていないと不安な世代とかなんだろうか。

 

お腹いっぱい頂いた後、さらに娘に棒付きのキャンディーをくれた。

娘。ありがとうは何て言うんだっけ?

 

娘「えーと、らふまと!」

 

お、言えた!これにはおばちゃんもにっこり。

 

娘「たべたい!今食べる!食べていい?」

 

うーん。いいけど…。ひとつ懸念が。

 

キャンディー口に入れた瞬間

娘「味いや…」

 

ほらー。やっぱりな。日本の子供向けのキャンディーって大体フルーツ味とかの酸味が適度にある感じでしょ。

でもアジアのこっちの方のキャンディーって、甘いだけやったりちょっと馴染みのない味のものが多いよね。

 

貰った人の目の前で出すのってさあ…。気まずいわ。

もうちょっと舐めてたらおいしくなってくるかもよ?なんて言ってみたけど無駄だった。ごめんねおばちゃん。

 

その後すぐ、おばちゃんの上の寝台からおっちゃんが下りて来た。

英語可のお兄さんが下車後しばらくして、真夜中に乗ってきたおっちゃん。

すごく日に焼けてて、なんかすごい漁師っぽい風貌。

 

朝ごはん食べるみたいで、いろいろ取り出した後

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そっと娘にキュウリを差し出してくれる。

 

娘、全然気づいていない。

娘!娘!おっちゃんがきゅうり食べるか?って!

 

娘「食べる~!!らふまと!」

 

おっちゃんも優しい~!というか、野菜補給させてくれてめっちゃありがたい!

 

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娘「きゅうりおいし~。ぼうえんきょう!あっ!おかあさん!でも、あながないので見えませんねえ~」

食べながら遊んだらお行儀悪いよ。

 

娘、キュウリは好きなので無事完食!よかったわ~。

 

日本のキュウリとは食感が違って、味も野性味あふれる感じだったので

一口かじって

 

娘「味いや」

 

が発動しないかひやひやしてた。今顔をあわせたばかりな相手な分、おばちゃん以上に気まずいもん。

 

その後、どこかでテイクアウトしてきたらしいフライドチキンとフライドポテトのセットを食べだすおっちゃん。

 

ポテトをくれて、その後チキンもちぎって娘にくれた。いよっ太っ腹~!

 

さっきおばちゃんにもらったノン、すごい量食べてたのに、もりもり食べてる。

子供はフライドポテトとかチキンとか好きやね。

 

おばちゃんはと言うと、一言二言おっちゃんに何か声をかけた後

おっちゃんのチキンボックスから自由にポテトをつまんで食べている。

 

おばちゃんすごいな。なかなかの図々しさ。

 

しばらくして満腹になったらしいおっちゃんが、チキンボックスの蓋を閉めて仕舞おうとすると

 

おばちゃん「あらもう食べないの?だったらちょうだいな」

 

と、勝手に蓋を開けてポテトを食べだした…!!

 

すごい。このおばちゃん、強すぎる。

大阪のおばちゃんである私でも驚愕するレベルやわ。

 

おばちゃん、残ったポテト完食。もちろん片付けるのはおばちゃんではなくおっちゃん。

 

おばちゃん「ヌクスで降りるのよね?クングラードまで行けばいいのに。このおっちゃんもムイナクの人よ。漁師なのよ。」(ジェスチャーからの推測)

 

いつのまにそんな情報を得ていたんだ。というか、おっちゃん、ほんとに漁師だったのか。

 

おばちゃんは、私たちがヌクス経由でムイナクに行くことがどうも納得いかないみたい。

 

でも、列車はヌクスまでしか買ってないし、ヌクスの宿予約してるし、宿で着替えて荷物置いてからムイナクに行きたいし。

 

心配してくれて有難いけど、今回は予定通りヌクスから行くわ。

子連れだし冒険はやめておくわ。 

 

おっちゃんはまた上段に戻っていった。

 

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ちなみに2等寝台のコンパートメントはこんな感じ。のんびり。

 

すでに冷房のない車内は暑くなってきて、また扇風機をおばちゃんに占領されている。

 

廊下に出たついでに、車掌さんを探してチケットも返してもらう。

この夜は宿に泊まっていないので、レギストラーツィア(滞在証明書)が貰えない。

その代わりに夜行列車のチケットを保管しておく必要がある。

めんどくせ〜…。

はやくそんな制度なくなっちまえと思う半面

それがあることで旅行者が守られている部分もあるよねと思ったり。

 

民家でもどこでも泊まってオッケーになると、旅行者を狙った悪いこと考えるやつも出てくるやんか。絶対。

 

 

 

 

さてと、今のうちに化粧でもしておくか。

 

おばちゃん「ちょっとちょっと」

 

 

おばちゃん「私にも塗らせてちょうだい」

 

えっ。笑

まあいいけど。はい。

 

クリームファンデなので、上から粉をはたく。

おばちゃん、これも使う?

 

おばちゃん「いらないよ。それより眉毛描くやつない?」

 

眉毛書くやつはないねん。ごめんな。アイシャドウは?

 

おばちゃん「いらないよ」

 

そうか。アイシャドウ塗って、さて次はアイラインを描いて、と…

 

おばちゃん「あるじゃない!眉毛かくやつ!」

 

これはここやで、目の、アイライン描くやつやで。

 

おばちゃん「いいからいいから。かしなさい。」

 

う、うん…。

 

漆黒な繰り出しタイプのアイラインで、眉毛をごりごり描くおばちゃん。

 

おばちゃん「どうかしら?」

 

…。

……。

いやでも、こっちの人の美意識は日本人と違うだろうし…。

 

おばちゃん「どう?グッド?」

 

グ、グッドグッド!

 

 

化粧も終わり、片付けもし、もういつ着いても大丈夫。

でも、予定時間を過ぎても着く気配がない。もうすぐだよって娘に言っちゃったのにな~。

 

そんな時、私の体に異変が。

 

へっくしゅ。

 

へっくしゅ。へっくしゅ。

 

急に頭がぼーっとしてきて、くしゃみが。

まずいな。風邪ひいたかな。

 

へっくしゅ。へっくしゅへくしゅ!へっくしゅへっくしゅへくしゅ!

ぐしゅんぐしゅんくしゅんくしゅんへっくしゅん!!!!!

 

いやこれ風邪じゃない!息できないくらいにくしゃみが止まらない!!!

 

娘「あはは!あは!!おかあさん、くしゃみめっちゃでるやん!」

 

娘がなんか言うてくるけど、相手してる余裕もない~!!

 

お母さん、電車のほこりでアレルギー出たみたい。苦しいからちょっと出るね!と

コンパートメントの外、電車の廊下に。

すると、コンパートメントの中より大分マシに。

 

っああ~。苦しかった。

アレルギー体質ではあるけど、ハウスダストアレルギー持ちとかじゃないんだけどな…。

こんなん初めてだわ。

 

少し落ち着いたころ

 

娘「おかあさんこっちきて~。つまんない~。遊ぼうよ~」

 

うーん。もう大丈夫かな?

 

へっくしゅへくしゅへっくしゅへっくしゅ!!へーーーっくしゅ!!!

 

あかん!

ごめんけど娘!おかあさんくしゃみ止まらなくなって苦しいから、ひとりでポケモンでも見といて!

 

 

 

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 おばちゃんとポケモンを見る娘。おばちゃん興味津々で覗き込んでた。

 

夜行列車、アレルギー体質の人はマスク持っていったほうがいいです絶対。

 

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避難先の2等寝台の廊下。

 

ウルゲンチ越えて、ヌクスに近づいてきていると、外の景色はもうずーっとこんな感じ。

 

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あっ。水がある。

 

景色見たり、娘とおばちゃんの写真撮ったりしてたら

 

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おばちゃん、娘をハグ!

人見知りの娘、ちょっと嫌そう。笑

 

そして

 

おばちゃん「こちょこちょこちょこちょ~~!!」

 

と娘をくすぐりにかかる。

 

え!ちょっと待って!!

ウズベキスタンでもくすぐるときの擬態語が「こちょこちょ」なの!?

 

英語で、ヤポン(日本)もくすぐるときはこちょこちょこちょ!って言うんだよ!

すごい!一緒だ!とおばちゃんにジェスチャー付きで説明し

なんとかこの感動を共有しようと試みるも、無念、通じず…!

 

 すごい。ウズベキスタンと日本、こんなに遠い国で思わぬ繋がり。

世界は一つなんだなと実感する。まさかのこちょこちょで。

 

列車は結局1時間半近く遅れてヌクスに到着。

おばちゃんとおっちゃんに別れを告げ、17時間を超える列車移動はおしまい。

 

おばちゃんは私たちではなく、扇風機との別れを心から惜しんでいた。

 

降りるとき、幼児にはちょっと怖い高さだったので、私が下りてから抱っこでおろそうとしていたら、娘の後ろの男性が

その前にひょいっと娘を担いで一緒に降りてくれた。ありがたーい!

子連れ旅行、大変なことも多いけど、一人で旅行するよりみんな親切に感じるなあ。

 

次は4日目、ヌクスとムイナクの船の墓場の記録。

 

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